阪神・岡田監督、佐藤輝の「アレンパ」べた褒め 早くも流行語大賞“連覇”意欲!?「結構ええ言葉ですね」

2023年12月01日 15:24

野球

阪神・岡田監督、佐藤輝の「アレンパ」べた褒め 早くも流行語大賞“連覇”意欲!?「結構ええ言葉ですね」
胴上げされる岡田監督 Photo By スポニチ
 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表され、年間大賞にはプロ野球・阪神の岡田彰布監督(66)による「アレ(A.R.E.)」が選ばれた。岡田監督は18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一達成で歓喜に沸いた2023年を、流行語年間大賞で締めくくり「勝利監督インタビューよりも嬉しい」と、喜びいっぱいにコメントした。
 登壇した岡田監督は「関西を盛り上げるのに少しでも貢献できたのでよかった」と感慨深げに話し、「“アレ”は奥さんが考えた」と背景を明かした。 「アレ(A.R.E.)」は、今季の阪神のスローガンで、岡田監督が選手に意識させないよう、優勝を「アレ」と表現していた。

 「流行語大賞」という、野球界にとどまらぬ快挙となったことには「勝利監督インタビューよりも嬉しい」と笑顔。「野球界でもたくさんの賞をもらって、今年最後の12月にこのような素晴らしい賞をいただいて…1年間、本当に頑張ったなと。でも、来年からちょっと大変だな」と照れ笑いを浮かべた。

 記者から「座右の銘を『道ひとすじ』から『アレひとすじ』に変えるご予定は?」と問われると、「それは無いと思います」とニヤリ。「まさかここまで、このような言葉で影響力を与えるとは思っていなかったんですけど…」とした上で、「チームが勝つことによって、たくさん取り上げてもらって、関西では“アレ”という言葉が出ない日がないほど取り上げてもらった。優勝=アレというのを達成できて、野球スポーツを含めて、注目を浴びた1年だった」と激動の1年をしみじみと振り返り、「日本人を盛り上げようと、毎年どんどん練り上げていきたいと思っている」と意気込んだ。

 日本一になった後、テレビ出演をした際に佐藤輝選手が口にした「“アレ”の“連覇”」を略したフレーズ「アレンパ」については、「“アレンパ”は結構ええ言葉ですね」とうなずき「なかなか思いつかなかったんですけど、皆で検討しているところなんです」と称賛。「チームで2年連続の優勝はなくて、1年おきだったので、そういう意味で、連覇はないんでね。来年は初めての2年連続リーグ優勝、連覇というのをね。2月からシーズンが始まると、ああいう言葉が増えていくんじゃないですかね」、野球だけでなく流行語大賞の“連覇”への意欲ものぞかせた。

 野球関連ワードの受賞は3年連続。21年にはエンゼルス大谷翔平投手の活躍を表現した「リアル二刀流」「ショータイム」が大賞を受賞し、昨年はプロ野球・ヤクルトの村上宗隆内野手の「村神様」が選出された。

 「新語・流行語大賞」は84年にスタート。ユーキャンとの提携で04年から現在の名称に改称された。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。選考委員は、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムリスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

 トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)

◆新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
◆アレ(A.R.E.)【年間大賞】
◆OSO18/アーバンベア
◆蛙化現象
◆生成AI
◆地球沸騰化
◆ペッパーミル・パフォーマンス
◆観る将
◆闇バイト
◆4年ぶり/声出し応援

【選考委員特別賞】
◆I'm wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)

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