亀山つとむ氏 阪神・ゲラは制球乱れての自滅はなさそう ただ打者目線で“怖さ”は感じない

2024年02月20日 05:15

野球

亀山つとむ氏 阪神・ゲラは制球乱れての自滅はなさそう ただ打者目線で“怖さ”は感じない
亀山つとむ氏 Photo By スポニチ
 【亀山つとむ CHECK!】ゲラは、よく言えばショートアームからきれいな腕の振りで投げるタイプで、まとまっている。真っすぐも、変化球も、浮いた球はなかった。制球が乱れて自滅するということはなさそうだ。
 ただ、打者目線で言わせてもらえば、“怖さ”を感じない。そしてタイミングも取りやすい。たとえば、この日の前川は初球からフルスイングして右翼フェンスに直撃させていた。ミエセスも含めて打者が差し込まれた、詰まらされたという打球はなく、2人とも打ちにくそうにもしていなかった。

 投球フォームで打者を圧倒するタイプではないので、投げるボールで勝負しないといけないだろう。まだ6~7割ほどの仕上がりだと思う。

 球速もまだ上がるだろうし、キレももっと出てくるだろう。その時にファウルで追い込むことができて、投手有利のカウントにしてから一番、自信のある得意球で勝負できれば大きな戦力になる。ゲラの評価はもう少し先にしてみたい。(スポニチ本紙評論家)

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