阪神・伊藤将 23日オープン戦初戦の巨人戦先発へ 開幕カード“リハーサル・マッチ”で総仕上げや

2024年02月20日 05:15

野球

阪神・伊藤将 23日オープン戦初戦の巨人戦先発へ 開幕カード“リハーサル・マッチ”で総仕上げや
ブルペンで投げ込み終え、笑顔の阪神・伊藤将(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 阪神・伊藤将司投手(27)が、今春オープン戦の開幕となる23日巨人戦(那覇)に先発することが19日、分かった。今季開幕カード(3月29~31日、東京ドーム)でぶつかる宿敵との“リハーサル・マッチ”とも言える一戦。昨季10勝(5敗)を挙げた左腕は、同カードでの先発が見込まれており、万全の仕上がりとともに“G倒予行”へ挑む。
 キャンプインから丁寧に調整を続けている伊藤将にとって、現在地を測るには、これ以上ない相手だ。阿部新監督を迎え、岡本和、秋広、門脇ら若手と菅野、坂本、丸らベテラン勢の融合をはかる新生ジャイアンツ。18勝6敗1分けと圧倒的好相性を誇った昨季は、もう過去の話。岡田監督も「不気味」と評するチームだからこそ、しっかりと出はなをくじいておきたい。だからこそ虎将は長いシーズンも見据え、背番号27に“開幕投手”を託したと言っても過言ではないだろう。

 今春の対外試合初戦となった17日楽天戦(宜野座)では、先発・青柳に続いて2番手で1イニングを投じ、1安打1四球で無失点だった。上々のコンディションを披露し「ファウルも取れたし、詰まった打球もあった。かなり良かった」と笑顔を見せた。この日はブルペンでカーブ、カットボール、チェンジアップを含めて96球を投げ込んだ。中盤からは久保田投手コーチを打席に迎え、綿密に制球を確認する場面もあった。

 「ここから、どんどん投げるイニングも増えてくる。そこで、ミスしたことや、分かることもある」

 楽天戦後に語っていたとおり、巨人戦では3イニングを投じる予定。12年ぶりとなる、南国を舞台にした“伝統の一戦”。満員に膨れ上がるであろうオープニング・ゲームで、伊藤将がキャンプの総仕上げに出る。

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