不運に泣いたメッツ守護神ディアスが1年ぶり復帰登板 3者連続三振でトランペットの音とともに強烈復活

2024年03月12日 09:17

野球

不運に泣いたメッツ守護神ディアスが1年ぶり復帰登板 3者連続三振でトランペットの音とともに強烈復活
マーリンズとのオープン戦で5回に登板したディアス(AP) Photo By AP
 メッツのエドウィン・ディアス投手(29)が11日(日本時間12日)、マーリンズとのオープン戦で約1年ぶりとなる復帰登板。1イニングを投げ、3者連続三振と強烈な復活を印象付けた。
 5回から2番手でマウンドへ向かうと、トランペットの音が有名な登場曲、ティミー・トランペットの「Narco」がスタジアム内に鳴り響き、立ちあがって拍手で迎えるファンも。

 ヘスス・サンチェスへの初球、ファウルボールが球審に当たるアクシデントもあったが、最後はスライダーで空振り三振に仕留めると、アビサイル・ガルシアもスライダーを低めに落とし空振り三振。ジョン・バーティーも空振り三振に斬り、3者連続三振の圧巻ピッチングで復活を強烈に印象付けた。

 守護神の3者連続三振にメッツファンも総立ちで拍手し大喜びした。

 ディアスは22年シーズン、61試合に登板し32セーブを記録するなど、メッツの守護神として活躍。昨年3月のWBCにプエルトリコ代表として出場した。

 ところが、大会中、ドミニカ共和国戦に勝利し、準々決勝進出を決めた後、チームメートたちと抱きあい、跳び上がって祝福。歓喜の輪の中でひざを痛め、そのままフィールドに倒れ込んだ。その後、右ひざの膝蓋腱断裂(しつがいけんだんれつ)と診断され、手術。23年シーズンを全休した。

 守護神復活となれば、千賀滉大、藤浪晋太郎にとっても大きな意味を持つ。

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