【筑後鷹】デービッド・アルモンテ ドミニカ出身チーム最年少16歳の夢は壮大!!

2024年03月12日 06:00

野球

【筑後鷹】デービッド・アルモンテ ドミニカ出身チーム最年少16歳の夢は壮大!!
ゲレーロ通訳(左)と話すアルモンテ(撮影・杉浦 友樹) Photo By スポニチ
 ホークス最年少の夢は壮大だ――。ソフトバンクに新加入したドミニカ共和国出身のデービッド・アルモンテ内野手(16)は日米通算2000安打が基準となる名球会入りが目標だ。機敏な動きを見せているここまでと、日本での生活、なぜ米国ではなく日本で勝負するのか。YOUは何しに日本へ?を聞いた。
 全選手で一番大きい背番号175のアルモンテには、ホークスの未来が詰まっている。日本の高校1年生と同じ16歳は、2月の春季キャンプをC組でケガなく完走。早くも溶け込んだ様子で、チームメートや指導者、スタッフ陣からはミドルネームの“ジョスティン”と呼ばれている。

 「みんな優しくしてくれるし、応援してくれる。家族みたいな感じ」とサポートに感謝。「名球会に名を残すような素晴らしい選手になることを目標に、練習を積み重ねようと思います」と掲げる夢は無限大だ。

 日本の野球を知ったのは、22年に同じドミニカ共和国出身のロドリゲスがソフトバンクに育成で加入したことがきっかけ。「自分もそういう道に進みたい」と強く思った。MLB球団からも声がかかったが、初志貫徹で日本へやって来た。日本の野球についても勉強し、ドジャースの大谷をリスペクトしている。練習熱心な面をメディアを通じて知り、「凄い憧れの的」とつぶらな目を輝かせた。

 アベレージヒッターを自負している。母国で行われた「GDオスーナ杯」という大会で高打率をマーク。春季キャンプ中の打撃練習では外野への鋭い当たりが目立った。「3割以上を残せるバッターだと思っている」と胸を張る。守備面では笹川4軍内野守備走塁コーチのレクチャーを受けながら、磨きをかけている。ボテボテのゴロに対して非凡なグラブさばきを見せることもあった。MLB通算313本塁打で、守備ではゴールドグラブ賞に2度選出されたマチャド(パドレス)の動画を見て参考にしているといい「守備のことは自信があるし、大好き」と声を弾ませる。

 大道3軍打撃コーチは「育成の18歳、19歳と遜色ない動きなので。そこは凄いと思いますね」と才能を感じている。打率を残し、長打も打てて守れる選手をイメージ。「今宮のさらにスケールが大きい版になってくれたら」と同じ遊撃で通算1250安打、ゴールデングラブ賞5度の32歳と重ね合わせた。

 日本食にも積極的にチャレンジしているが、「寮で食べるクリームパスタが好き」とまだ16歳らしい一面ものぞかせる。「できれば、今年支配下登録になりたい。一生懸命練習頑張ります」と夢はふくらむばかりだ。 (杉浦 友樹)

 ◇デービッド・アルモンテ 2007年12月2日生まれ、ドミニカ共和国出身の16歳。守備は遊撃を中心に三塁や外野も守れる。1学年上の同郷・オスーナは兄弟みたいな存在。背番号175。1メートル85、82キロ。右投げ右打ち。

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