坂田利夫&西川きよし・ヘレン夫妻 生涯肌身離さなかった友情の証の3つのペンダント
2024年01月14日 19:10
芸能
ヘレンは3人の友情がいつまでも壊れないように、それぞれの頭文字が入ったペンダントを3つ作り、3人とも肌身離さず持ち続けていたという。「会うたびに、あれまだ持ってるか?と聞いてきました」と懐かしそうに語った。
きよしは漫才コンビ「やすしきよし」を結成してから仕事が増え始め、ヘレンが長男・忠志の出産間近の頃は病院に駆けつけることも難しくなっていた。そんなきよしに代わって介添えをしたのが坂田さん。「夜の遅くまで背中やお腹をさすってくれたんです。当時は病院も面会時間が過ぎたら門が閉まるんで、塀を乗り越えて帰って、また翌日も来るという繰り返しでしたわ」。
坂田さん自身も「アホの坂田」というキャラで大ブレーク。西川きよし同様に人気芸人の仲間入りを果たした。番組では貴重なインタビューも紹介。「アホはアホでもかわいいアホにならなあかんと思った。悪者のアホはあかん。テレビを見るお客様にとってオモチャ、玩具になろうと思った」と、独自の哲学も語っていた。
一方で、かわいらしい一面も。帰宅した坂田さんは自宅のインターホンを押してしばらく待っている。独身ひとり暮らしなので、スタッフが「何をされているんですか?」と聞くと「泥棒が入ってたら怖いからね。ピンポン鳴らして1分間玄関で休憩して、泥棒の逃げる時間を与えているんですわ」と大まじめに語っている映像も残されていた。
告別式に参列したきよしは「お通夜のときは顔を見ながら頑張ったな、お疲れさんとかゆうてたんやけど、後ろでずっと“アホの坂田”の音楽が流れてて。棺を運ぶ時もそうや。こんな葬式初めてや」と泣き笑いの表情で振り返っていた。