藤井&羽生が甲子園で対局 100周年記念コラボ ロイヤルスイートで開催 盤面をバックスクリーンに 

2024年01月14日 05:15

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藤井&羽生が甲子園で対局 100周年記念コラボ ロイヤルスイートで開催 盤面をバックスクリーンに 
藤井・羽生記念対局を発表する向井甲子園球場長(左)と羽生善治日本将棋連盟会長(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=と日本将棋連盟会長の羽生善治九段(53)が12月8日に兵庫県西宮市の甲子園球場で記念対局を行うと13日、羽生が同球場で発表した。連盟は9月8日、同球場は8月1日に100周年。阪神ファンの多い連盟の関西本部が持ちかけてコラボ企画が実現した。
 羽生は「甲子園球場が100周年で、連盟も同い年。ご縁を感じた。コラボが実現できたことは名誉でありがたい。100周年の年末イベントとして準備したい」と意気込みを語った。例年12月は、藤井が保持する竜王戦7番勝負の真っただ中。同球場も学生アメリカンフットボール日本一を決める甲子園ボウルが計画されており、タイトなスケジュールを縫うようにして日程調整された。

 実施内容は調整中だが、対局はロイヤルスイートで、盤面はバックスクリーンの電光掲示板へ映し出す。観客2000~3000人をスタンドに入れ、大盤解説会も行う予定という。

 「素晴らしいカードでありがたい。年末最大のイベントと捉えている」。会見に同席した向井格郎球場長は、将棋ファンとして知られ、連盟から三段の免状を贈られたこともある岡田彰布監督の出演については「そういう機会があれば甲子園球場としてもうれしい」と検討課題とした。

 藤井と羽生の公式戦は昨年8月の銀河戦が最後で、戦績は藤井の13勝3敗。藤井が4勝2敗で防衛した第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)でタイトル戦初対決した。昨年10月に全8冠を独占した藤井に対し、96年に当時の全7冠を独占した羽生。本家、伝統のTG戦に劣らぬ藤井と羽生の“FH戦”が甲子園の新たな歴史として刻まれる。

 ≪48年に大山15世名人VS松田八段≫向井氏によれば、甲子園球場では戦後すぐの1948年10月24日、大山康晴15世名人と松田辰雄八段による対局が行われたという。3万5000人の観客を集め、バックネット裏にやぐらを組んで両者が対局。人が駒に扮し、白線を引いてマス目を表現する人間将棋もグラウンドで展開されたという。

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