藤井&羽生が甲子園で対局 100周年記念コラボ ロイヤルスイートで開催 盤面をバックスクリーンに
2024年01月14日 05:15
芸能
実施内容は調整中だが、対局はロイヤルスイートで、盤面はバックスクリーンの電光掲示板へ映し出す。観客2000~3000人をスタンドに入れ、大盤解説会も行う予定という。
「素晴らしいカードでありがたい。年末最大のイベントと捉えている」。会見に同席した向井格郎球場長は、将棋ファンとして知られ、連盟から三段の免状を贈られたこともある岡田彰布監督の出演については「そういう機会があれば甲子園球場としてもうれしい」と検討課題とした。
藤井と羽生の公式戦は昨年8月の銀河戦が最後で、戦績は藤井の13勝3敗。藤井が4勝2敗で防衛した第72期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)でタイトル戦初対決した。昨年10月に全8冠を独占した藤井に対し、96年に当時の全7冠を独占した羽生。本家、伝統のTG戦に劣らぬ藤井と羽生の“FH戦”が甲子園の新たな歴史として刻まれる。
≪48年に大山15世名人VS松田八段≫向井氏によれば、甲子園球場では戦後すぐの1948年10月24日、大山康晴15世名人と松田辰雄八段による対局が行われたという。3万5000人の観客を集め、バックネット裏にやぐらを組んで両者が対局。人が駒に扮し、白線を引いてマス目を表現する人間将棋もグラウンドで展開されたという。