ミヤネ屋で識者も白熱の激論「松本さん側が女性2人を訴える戦術もある」「飲んだ相手を攻撃?」

2024年02月13日 18:23

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ミヤネ屋で識者も白熱の激論「松本さん側が女性2人を訴える戦術もある」「飲んだ相手を攻撃?」
ダウンタウンの松本人志 Photo By スポニチ
 一連の週刊文春の報道で活動を休止し、裁判に注力する方針を示しているダウンタウン松本人志について、野村修也弁護士と亀井正貴弁護士が13日、読売テレビ「ミヤネ屋」に出演し、その裁判の戦術に関して激論を交わした。
 提訴から3週間経っているが、12日の時点では訴状がまだ文春側に届いていない状況。2人は異口同音に「裁判所から補正を求められている可能性がある」と指摘した。考えられるのは損害賠償額について「文春の記事になったことと、仕事ができなくなったことの因果関係などをもう少し明確に」と言われているか、もしくは「名誉毀損で訴えるのか、それともプライバシーの侵害なのか」という2点。また極めて可能性は低いが、訴えを取り下げている場合もあるという。

 司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司は先日の伊東純也による、告訴した女性2人に対する逆告訴を例に上げ、松本側との違いを質問。野村弁護士は「伊東さんの場合は訴えたのが女性なので、それに対して反論するという形で女性たちを訴えたが、松本さんの提訴は女性たちが週刊文春に何を言ったのかわからない。訴える方向として、公にした対象、この場合は週刊文春を訴えるというのは普通の判断だと思います」と解説した。

 一方で、亀井弁護士は「私は文春への訴えを取り下げて、コメントした最初の女性2人を訴えるという戦術もあると思う」と別の見解を示した。訴えの対象を女性にすることで「当の本人に真実かどうかを確認できる」という利点を上げた。さらに「もし彼女たちが報道されているような内容は言っていないとなったら、こっちのもの。文春がでっち上げたとなる」と、この時点で再度文春に提訴という考えを示した。

 これに対して野村弁護士は「それをしてしまうと、松本さんの評判にリスクが生じてしまうのではないですか?何らかの関係があったかもしれない、ただ飲んだだけの相手を攻撃するのか!という事になるのではないでしょうか」と疑義を挟んだ。

 亀井弁護士もその点は認め「戦術としては女性に提訴なんですけど、一般人に巨額の賠償金を請求してプレッシャーをかけるのがいいのかどうか、世間がどう見るのかということは、もちろん考えます」と同意する。ただ「私は最終的に何もしないというのが結論。この裁判がどれだけメリットがあるのか、どれだけのものを得られるのか。傷つく人たちも増えていく」と私見を述べた。

 野村弁護士は松本側の方針も推察。「言われ放題を止めたいという思いで始まっている訴訟なので、現在はそれを勝ち抜くためにどうすべきなのか議論をしているのではないかと思う。あくまで、1つの媒体がしたい放題しているのを正したいという思いがあって、そのことと真実がどう絡まっているのかというのは裁判の重要論点なんですけど、松本さん側も女性が悪いと思ってやっているわけではないと思う」と、こちらも自身の考えを示した。

 思わぬ形で専門家同士の議論となり、宮根は「弁護士のお2人でも意見が分かれるんですから、難しいんですね」と感想を語った。
 

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