平野レミ 初出演の料理番組で抗議殺到 それでも自分を貫いたワケ「プロセスなんてどうでもいい」
2024年02月13日 19:59
芸能
番組では母から受け継いだ平野家の家庭料理「牛肉のトマト炒め」を披露した。牛肉を炒めたフライパンに、平野が皮をむいたトマトを両手でつぶしながら入れる、豪快な調理スタイル。平野にとってはいつも通りの行動だが、同局には「あの下品なやり方は何だ!」と抗議が殺到したという。
ところが、平野がスタイルを変えることはなかった。「NHKの人がそう言ってた。“今度からそういうことやらないで下さいね”って。だって、私は昔からそうやってるから、“これからもそうやります”って」。そのこだわりには理由があった。「トマトを包丁でこう(きれいに)切ってもいいけどさ、断面がこう(まっすぐ)でしょう?グチャってやれば、こう(ぐちゃぐちゃに)なるじゃない?そこからおいしいエキスがいっぱい出てくるしさ、トマトをぎゅっとやった方が絶対おいしいと思う」と力説した。
抗議も殺到した番組デビューだったが、一方でうれしい声もあった。ある日の新聞に投書が載ったといい、「すべて適当と言いつつ、ズバッと料理の神髄を言い当てておられる」「主婦よと言いながらの偉大なプロフェッショナルに拍手」といった、平野の姿勢に強く共感する内容だった。
料理のこだわりについて平野は、「ここで帳尻合っておいしいと感じればさ、プロセスなんてどうでもいいと思うんだよね」と、喉を指差しながら話していた。