平野レミ 初出演の料理番組で抗議殺到 それでも自分を貫いたワケ「プロセスなんてどうでもいい」

2024年02月13日 19:59

芸能

平野レミ 初出演の料理番組で抗議殺到 それでも自分を貫いたワケ「プロセスなんてどうでもいい」
平野レミ Photo By スポニチ
 料理愛好家の平野レミ(76)が、12日放送のNHK「だから、私は平野レミ」(後10・00)に出演し、同局の料理番組に出演した際のエピソードを明かした。
 1985年に「きょうの料理」に初出演。番組では当時の映像が流された。「本来はシャンソン歌手」と紹介されると、平野は「本来は主婦ですよ!主婦をしながら、時々シャンソン歌手」と反論していた。

 番組では母から受け継いだ平野家の家庭料理「牛肉のトマト炒め」を披露した。牛肉を炒めたフライパンに、平野が皮をむいたトマトを両手でつぶしながら入れる、豪快な調理スタイル。平野にとってはいつも通りの行動だが、同局には「あの下品なやり方は何だ!」と抗議が殺到したという。

 ところが、平野がスタイルを変えることはなかった。「NHKの人がそう言ってた。“今度からそういうことやらないで下さいね”って。だって、私は昔からそうやってるから、“これからもそうやります”って」。そのこだわりには理由があった。「トマトを包丁でこう(きれいに)切ってもいいけどさ、断面がこう(まっすぐ)でしょう?グチャってやれば、こう(ぐちゃぐちゃに)なるじゃない?そこからおいしいエキスがいっぱい出てくるしさ、トマトをぎゅっとやった方が絶対おいしいと思う」と力説した。

 抗議も殺到した番組デビューだったが、一方でうれしい声もあった。ある日の新聞に投書が載ったといい、「すべて適当と言いつつ、ズバッと料理の神髄を言い当てておられる」「主婦よと言いながらの偉大なプロフェッショナルに拍手」といった、平野の姿勢に強く共感する内容だった。

 料理のこだわりについて平野は、「ここで帳尻合っておいしいと感じればさ、プロセスなんてどうでもいいと思うんだよね」と、喉を指差しながら話していた。

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