橋下徹氏 “抜け穴だらけ”規制法改正、今国会成立に「政治家が決めた文書に国民はだまされてはいけない」

2024年06月09日 10:34

芸能

橋下徹氏 “抜け穴だらけ”規制法改正、今国会成立に「政治家が決めた文書に国民はだまされてはいけない」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が9日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り、自民党が3度修正した改正案は6日の衆院本会議で可決され、衆院を通過したことに言及した。
 改正案には、自民と公明党、日本維新の会が賛成した。立憲民主党などが訴えた企業・団体献金禁止は含まず、不透明な政治資金である政策活動費も温存される。参院で審議され、23日の国会会期末までの成立は確実な情勢となっている。

 自民は公明、維新の要求を踏まえ、提出していた改正案を修正した。政治資金透明化策では、パーティー券購入者名の公開基準を現行「20万円超」から「5万円超」へ引き下げ、使途報告義務がない政策活動費に支出の項目別金額と「年月」を報告させるとした。付則には維新の主張を受け入れた政策活動費の年間上限額設定や領収書10年後公開、監査する第三者機関の設置を盛り込んだものの、詳細は今後の検討事項とした。岸田文雄首相は実効性への疑問を記者団に問われ「公明、維新と真摯に検討して案を作った。指摘は全く当たらない」と反論。本会議の賛成討論で自民の山下貴司氏は企業・団体献金に関し「憲法上の権利であり全面禁止は過剰な規制だ」と主張した。

 橋下氏は、“抜け穴だらけ”と指摘されている規制法改正が今国会で成立することに「政治家が決めた文書に国民はだまされてはいけません。しっかり見ないと」と自身の見解を述べた。

おすすめテーマ

2024年06月09日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム