宝塚歌劇
月組・美園さくら 後輩に示した「最後の最後まで」挑戦する姿勢
2021年07月10日 05:30
芸能
先日行われた宝塚大劇場での千秋楽では、緑のはかまに紋付きで最後の大階段を下り「絶えることなく芸の道をつないできた、この歌劇団の一員になれたことを誇りに思います」などと力強くあいさつ。その表情は充実感でいっぱいだった。
13年、首席入団した当初から注目の存在だった。珠城の2人目の相手役としてトップ娘役に就任。成績優秀でも「プレッシャーに押しつぶされそうだった」と振り返る。「最後の最後まで、前向きにあがいて努力する姿を後輩に見せたい」と集大成の舞台に力を込めた。(土谷 美樹)
◇美園 さくら(みその・さくら)6月17日生まれ、東京都出身。大妻高を経て13年、首席で歌劇団に入団し初舞台。月組配属。15年「1789」で新人公演初ヒロイン。18年11月、トップ娘役に。身長1メートル64。愛称「さくら」。