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宝塚雪組若手の注目株・華世京 トップスター彩風咲奈に背中押され、入団3年目と思えぬ堂々の芝居運び

2022年11月20日 18:08

芸能

 雪組若手の注目株、華世京(かせ・きょう)が初主演を務める「蒼穹の昴」の新人公演が12月8日、東京宝塚劇場で行われる。
 先日、兵庫・宝塚大劇場で行われた同公演では、入団3年目とは思えぬ堂々とした芝居運びで客席を引き込んだ。トップスターの彩風咲奈からは背中を叩かれながら「初めての新人公演なんだから、自分が思うようにやってきな。大丈夫」と背中を押され泣きそうになったという開演前。「とても緊張していたんですけど、幕が開いて実際にお客さまがいる中でお芝居が進むと気持ちも段々高まっていって集中できたなと思います」と手応えを感じながら振り返った。

 昨年、朝美絢(あさみ・じゅん)主演の「ほんものの魔法使」では臆病なマジシャン役という大役に抜てきされ、一躍注目の存在となった。新型コロナウイルス感染症の影響をモロに受け、初舞台が約半年も遅れた106期の首席にして初の新人公演主演を果たした若手スター。何重ものプレッシャーを抱えているはずだが、取材ではどんな質問にも笑顔を絶やさず、ハキハキ受け答えする姿が印象的だった。その誠実さはきっとファンにも届くはずだ。 (土谷 美樹)

 ◇華世 京(かせ・きょう)7月5日生まれ、東京都出身。日本女子大付属高を経て20年初舞台。雪組配属。21年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用されるなど、華やかな容姿と舞台度胸で早くから注目を集めた。身長1メートル71。愛称「かせきょー」。

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