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宙組・真風涼帆<上> 06年に踏んだ初舞台の思い出深い演目をトップスターとして再び…

2022年02月26日 05:30

芸能

宙組・真風涼帆<上> 06年に踏んだ初舞台の思い出深い演目をトップスターとして再び…
「舞台を見たお客さまが“今日を一生懸命生きよう”と思ってくだされば」と話す真風涼帆 Photo By スポニチ
 兵庫・宝塚大劇場で28日の開幕を目指す宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」(3月14日まで。東京宝塚劇場は4月2日~5月1日)。新型コロナの影響で5日の開幕が遅れているが、大作の開幕に期待は高まるばかりだ。
 トップスター真風涼帆にとっては、06年に踏んだ初舞台の演目。当時、和央ようか&花總まりのサヨナラ公演として数々の賞を受けるなど大ヒットした。一方で初舞台生だった真風は何もかもが初体験の毎日。「口上、ラインダンスと、お客さまに初めて拍手を頂いた日は鮮明に覚えている」と話し、和央については「雲の上の上の上の上の方で。磨き上げられた究極の男役を目の当たりにした感じだった」と今も目を輝かせる。

 スペイン内戦に巻き込まれていく世界的カメラマン(真風)と女性劇作家の愛と死を描く重厚な作品。「当時の人々とは比べものにならないかもしれないけれど、毎日、毎日見えない敵との戦いが続く今の私たちにも少しだけ通じるのかな、と。お客さまが“今日を一生懸命生きよう”と思っていただけるよう頑張っていきたい」と力を込めた。(土谷 美樹)

 ◇真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県出身。県立大津高を経て06年初舞台。星組配属。09年「My dear New Orleans」で新人公演初主演。15年5月、宙組に組替え。17年11月トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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