宝塚歌劇
宝塚宙組・潤花 「“最後だ”という意識はあまりなくて。ただ、より集中してお稽古に」
2023年03月11日 11:00
芸能
「007」でおなじみのイアン・フレミングの小説を基にしたオリジナル。潤が演じるデルフィーヌは学生運動に身を投じるロマノフ家の末裔(まつえい)で、原作にはないが「がむしゃらに、行動に移す女性っていう感じで、生きていてとても気持ちがいい役。こういう女性ってステキだなと思える」とほれ込む。自身との共通点も「頑張ろう!と思ったら周りが見えなくなってしまうところ」と即答。
今回も真風とは役作りについてトコトン話し合い「ゆりかさん(真風)のアドバイスで道が開けた」と感謝する。その真風が演じるジェームズ・ボンドは「おかしいほどステキです。ご覧になった方はイスごとひっくり返ると思いますよ」。そう明かす笑顔が華やかだった。(土谷 美樹)
◇潤 花(じゅん・はな)9月19日生まれ、北海道出身。旭川藤女子高を経て2016年初舞台。雪組配属。翌年「ひかりふる路」で新人公演初ヒロイン。20年9月、宙組に組替えとなり21年2月、トップ娘役に。身長1メートル65。愛称「じゅんはな」。