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花組・水美舞斗 3年ぶり主演作でこれまでの殼破って飛躍 大ヒットした「蒲田行進曲」宝塚版の話題作

2021年09月04日 05:30

芸能

花組・水美舞斗 3年ぶり主演作でこれまでの殼破って飛躍 大ヒットした「蒲田行進曲」宝塚版の話題作
電飾をあしらった派手なスーツも難なく着こなす水美舞斗 Photo By スポニチ
 花組スター・水美舞斗(みなみ・まいと)主演の話題作「銀ちゃんの恋」が大阪のシアター・ドラマシティで開幕した(10日まで)。
 故つかこうへい氏原作、映画でも大ヒットした「蒲田行進曲」の宝塚版。96年、月組トップスターだった久世星佳主演で初演され、その後も大空祐飛(現・ゆうひ)が花組、宙組で2度主演しいずれも大ヒットした。

 今回は11年ぶりの再演。水美にとっても3年ぶりの主演作で、映画では風間杜夫演じる落ち目の映画スター・銀ちゃんをおおらかに堂々と、スターオーラ満載に演じファンを魅了した。“子分”のヤスに元カノも押しつけ、やりたい放題もどこか憎めない銀ちゃん。これまで、骨太ないい人キャラを演じることが多かった水美が、大きく殻を破った。

 トップスターで同期の柚香光(ゆずか・れい)を身近で支える頼もしい戦力。切れのあるダンス、豊かな声量に包容力ある芝居と三拍子そろった水美が型破りなヒーロー・銀ちゃんの熱演でさらなる飛躍を遂げた。(土谷 美樹)

 ◇水美 舞斗(みなみ・まいと)6月28日生まれ、大阪府出身。大阪国際大和田中卒業後の09年初舞台。花組配属。15年「カリスタの海に抱かれて」で新人公演初主演。「セニョール クルゼイロ!」でバウホール初主演。身長1メートル70。愛称「みなみ」。

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