宝塚歌劇
星組・愛月ひかる 白い軍服姿でラストステージ、男役15年で培った本物の品格示す
2021年09月11日 05:30
芸能
宙組にいた下級生時代は抜群のスタイル、透明感ある舞台姿で注目を集めてきた。一方で「エリザベート」のルキーニや「ロミオとジュリエット」で扮した「死」と、学年が上がるにつれ強烈な個性で舞台を彩った。それでも「どんな時も品格を大事にしてきたつもり。これだけは自信を持って言える。その姿勢を最後まで突き通したい」。男役15年、大事にしてきたものを胸に完全燃焼を誓った。(土谷 美樹)
◇愛月 ひかる(あいづき・ひかる)8月23日生まれ、千葉県出身。日出学園中卒業後の07年初舞台。宙組配属。10年「誰がために鐘は鳴る」で新人公演初主演。14年「SANCTUARY」でバウホール初主演。19年2月に専科へ異動し11月、星組に。身長1メートル73。愛称「あい」。