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宝塚星組トップ・礼真琴<上> こんな時代だからこそ「前に一歩進む“何か”」を伝える姿見せる

2022年12月17日 11:00

芸能

宝塚星組トップ・礼真琴<上> こんな時代だからこそ「前に一歩進む“何か”」を伝える姿見せる
「これからも勇気を持って進んでいきたい」と誓う礼真琴 Photo By スポニチ
 星組トップスター・礼真琴主演の話題作「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~/JAGUAR BEAT」が来年1月2日、東京宝塚劇場で開幕する(2月12日まで)。
 「ディミトリ」は、13世紀のジョージア(旧グルジア)を舞台に王女ルスダン(舞空瞳)と、人質でありながら彼女の夫となるディミトリ(礼)との国を懸けた究極の愛を描く力作。

 スカッとしたヒーロー物語ではなく、王女を支える存在として耐え忍ぶ、礼にとっても新たな役どころで「いろんな人に嫌みを言われる役で、メンタルも鍛えられました」と笑った。

 先日、本拠地・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、2022年を締めくくった星組。「今年もコロナの影響で中止する公演が何回かあったので、そのたびに悔しい思いをしました。こちらも耐えて苦しんだ一年だった」としながら「お客さまや仲間がいなければ、自分一人で絶対乗り越えられなかった」と感謝。同作のテーマが「勇気とは何か」であることに触れ「見てくださった方に、前に一歩進む“何か”を感じ取ってもらえるよう、私も勇気を持って進んでいきたい」と、新年に向かっての誓いも忘れなかった。
 (土谷 美樹)

 ◇礼 真琴(れい・まこと)12月2日生まれ、東京都出身。東海大浦安高を経て09年初舞台。星組配属。13年「ロミオとジュリエット」で新人公演初主演。19年10月、紅ゆずるの後を受けトップスター就任。身長1メートル70。愛称「まこっつあん」。

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