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雪組・彩風咲奈<下>卒業する朝月希和と2人で最高の作品に

2022年09月24日 05:30

芸能

 中国・清朝末期の紫禁城を舞台にした浅田次郎氏のベストセラー「蒼穹の昴」がミュージカル化され10月1日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する。11月7日まで。東京宝塚劇場は11月26日~12月25日。
 雪組トップスター彩風咲奈は、激動する歴史の中、改革派として政治の中枢で活躍する梁文秀(リァン・ウェンシウ)を演じる。

 トップ就任以来、相手役を務めてきたトップ娘役・朝月希和がこれを最後に退団。「彼女とは“これが最後”という気持ちではなく“最後までいいものを”と話していて、最後の日まで最高のコンビで最高のものを、と誓い合っています」と表情を引き締めた。

 劇中では2人で中国から日本に亡命する…というシーンもあり「私たち2人もこれで終わりではなく“この先も力強く生きていくんだ”という感じが朝月のサヨナラ公演と重なるんですよ」とポツリ。「彼女が卒業しても私は彼女の道をずっと応援しているし、これが2人の最後の作品になったことも凄く運命的かなと思っています」と、常に寄り添ってくれた朝月に思いを寄せ熱演を誓った。(土谷 美樹)

 ◇彩風 咲奈(あやかぜ・さきな)2月13日生まれ、愛媛県出身。市立大洲北中を経て2007年、首席入団。雪組配属。5作品で新人公演主演を務めるなど、早くから注目の存在で昨年4月、トップスターに。身長1メートル73。愛称「さき」。

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