藤井正弘の血統トピック
【エリザベス女王杯】ブレイディヴェーグ血の底力！母の父ディープインパクト “無冠”回避へ正念場
2023年11月08日 05:30
ギャンブル
昨年まではG1シリーズ後半戦突入の時点でおおむね決着がついていた種牡馬リーディングの行方だが、今年は依然として予断を許さない。6日現在、総合リーディング首位ロードカナロアと2位ドゥラメンテの差は高額賞金G1一撃でひっくり返る約2億9000万円。さらに熾烈（しれつ）なBMS（母の父）リーディングは首位キングカメハメハを約9500万円の差でディープインパクトが追う展開となっている。
エリザベス女王杯には母子2代の因縁を引きずるジェラルディーナとディヴィーナを含め、ディープインパクト牝馬の産駒が大挙6頭エントリーした。11年続けた総合リーディング首位の座が物理的に厳しくなった（現在、ロードカナロアに約7億9000万円差の4位）今年は、ルーキーイヤーの10年に2歳リーディングを獲得して以来、種牡馬ディープインパクトにとって初となる「無冠」のピンチ。図らずも戦力が集中したここはBMSリーディング奪取への正念場だろう。
G1初挑戦のブレイディヴェーグはオークス、秋華賞を制した15年の最優秀3歳牝馬ミッキークイーンのめいにあたる。ミッキークイーンの全姉である母インナーアージも芝2500メートルの準オープン特別勝ち馬で、距離延長には不安のない血統。4歳時、5歳時と、2年連続3着に終わった叔母の雪辱戦ということにもなる。加えて総合リーディング首位の父ロードカナロアにとってもドゥラメンテを突き放すチャンス。あらゆる面から勝負がかりの一戦だ。 （サラブレッド血統センター）
G1初挑戦のブレイディヴェーグはオークス、秋華賞を制した15年の最優秀3歳牝馬ミッキークイーンのめいにあたる。ミッキークイーンの全姉である母インナーアージも芝2500メートルの準オープン特別勝ち馬で、距離延長には不安のない血統。4歳時、5歳時と、2年連続3着に終わった叔母の雪辱戦ということにもなる。加えて総合リーディング首位の父ロードカナロアにとってもドゥラメンテを突き放すチャンス。あらゆる面から勝負がかりの一戦だ。 （サラブレッド血統センター）
