藤井正弘の血統トピック
“戦国時代”の新種牡馬評価は長期的な視点で
2023年06月28日 05:30
ギャンブル
父系別種牡馬数はヘイルトゥリーズン系18頭、ノーザンダンサー系10頭、ミスタープロスペクター系5頭、ナスルーラ系4頭。父系別産駒数ではヘイルトゥリーズン系491頭、ノーザンダンサー系453頭、ミスタープロスペクター系249頭、ナスルーラ系183頭となる。ドレフォン、マインドユアビスケッツと、2年連続で新種牡馬チャンピオンが出たノーザンダンサー系からは、今年も大物輸入種牡馬ブリックスアンドモルタルがラインアップされた。
種牡馬単位の産駒数はレイデオロの128頭が最多。以下、モーニン118頭、前記ブリックスアンドモルタル107頭、ニューイヤーズデイ102頭、カリフォルニアクローム98頭、サンダースノー92頭、シュヴァルグラン89頭、スワーヴリチャード82頭と続く。ちなみに昨年、産駒数最多だったサトノクラウンは、新種牡馬リーディングでは5位と伸び悩んだものの最終的にダービーサイヤーとなった。“種牡馬戦国時代”のルーキーには長期的展望が必要ということだろう。(サラブレッド血統センター)