藤井正弘の血統トピック
サンデーの“再来”予感させる新種牡馬ブリックスアンドモルタル
2024年01月24日 05:30
ギャンブル
ブリックスアンドモルタルはBCターフなどG1・5勝を全て芝コースで挙げたチャンピオンホース。その父ジャイアンツコーズウェイもG1・6勝の全欧年度代表馬で、血統的にも芝特化型と考えていたのだが、明け3歳の第1世代からはアンモシエラの他にも兵庫ジュニアグランプリ勝ちのイーグルノワールが出ている。個人的には大誤算のダート適性は、最初で最後のダート戦だったBCクラシックで小差2着となったジャイアンツコーズウェイの隔世遺伝かもしれない。
思えばサンデーサイレンスは競走馬として一度も走らなかった芝コースで種牡馬として画期的な成功を収めた。その点においても種牡馬ブリックスアンドモルタルが“再来”となる可能性なきにしもあらずだ。 (サラブレッド血統センター)