藤井正弘の血統トピック
123頭サトノクラウン筆頭にリーディング混戦模様
2022年06月29日 05:30
ギャンブル
父系別種牡馬数はヘイルトゥリーズン系とノーザンダンサー系が14頭。オグリキャップの孫クレイドルサイアーが産駒を出したことでミスタープロスペクターから看板を取り戻したネイティヴダンサー系が10頭。ナスルーラ系は例年通りの少数精鋭で5頭。父系別産駒数では基本的に輸入血統のノーザンダンサー系が最多の542頭で、376頭のネイティヴダンサー系、368頭のヘイルトゥリーズン系に水をあけている。第2のドレフォン出現もあり得るだろう。
種牡馬単位の産駒数はサトノクラウンの123頭が最多で、110頭リアルスティール、103頭マインドユアビスケッツまでが大台超え。以下、93頭ベストウォーリア、91頭サトノダイヤモンドと続き、計12頭の種牡馬が60頭を超す産駒を得ている。一極集中を避けた血統市場の自主規制は、あらゆる面でのリスクヘッジ。新種牡馬リーディングは大混戦が予想される。(サラブレッド血統センター)