【高校ラグビー】合同チームの若狭東・敦賀工 大敗も清水大が歴史的1トライ

2023年12月28日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】合同チームの若狭東・敦賀工 大敗も清水大が歴史的1トライ
<若狭東・敦賀工x目黒学院> 前半、トライを決め喜ぶ若狭東・敦賀工フィフティーン(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー1回戦   若狭東・敦賀工7―62目黒学院 ( 2023年12月27日    花園ラグビー場 )】 大会史上初の部員不足による合同チームとして出場した若狭東・敦賀工は、過去5度の優勝を誇る強豪の目黒学院に7―62の大敗を喫した。それでも、前半15分にゴール前左中間ラックからNo・8清水大が持ち込んで歴史的な1トライ。最後まで諦めない「ワンチーム」で食らいつき、両校の歴史に輝かしい1ページを記した。
 2年秋から敦賀工で唯一の部員としてラグビーを始めたWTB浜野は、今年になって若狭東の練習に誘われてチームの一員となった。この日は後半16分から途中出場。「新しい仲間とラグビーをやってきて良かった」と充実した表情だった。

 3年生が卒業すれば、敦賀工は部員がいなくなる。若狭東は再び単独チームとして活動することになるが、朽木雅文監督は「また敦賀工に部員が入れば“一緒に練習しましょう”と声をかけたい」と語った。 (西海 康平)

 ▽高校ラグビーの合同チーム 原則として部員数が15人に満たない学校同士で25人を上限に編成する。構成する学校数に制限はない。少人数チームの増加を受け、2000年度の第80回全国高校大会から都道府県予選に参加。前回の第102回大会までは統廃合対象校の合同チームのみ全国大会出場が可能で、最近では第95回大会に荒尾・岱志(熊本)が出場した。

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