埼玉栄・斧澤亜矢斗が追手風部屋入門 貴景勝そっくり?「よく言われます」憧れの大先輩が目標

2023年12月28日 06:00

相撲

埼玉栄・斧澤亜矢斗が追手風部屋入門 貴景勝そっくり?「よく言われます」憧れの大先輩が目標
追手風部屋に入門した埼玉栄高の斧澤亜矢斗 Photo By スポニチ
 埼玉栄高相撲部3年の斧澤亜矢斗(おのざわ・あやと)が大相撲の追手風部屋に入門することが、27日までに分かった。
 埼玉県入間市出身の斧澤は、幕内・北勝富士や十両・栃武蔵らを輩出した名門道場・入間少年相撲クラブで小中学生時代稽古に励み、埼玉栄高に進学。今年8月の全国高校総体団体戦では予選から決勝まで8戦全勝で優勝に大きく貢献し、個人戦では関東大会100キロ以上級優勝や国体ベスト16などの実績を残した。

 「栄の先輩たちが多くて、ここなら強くなれるかなと思いました」。関脇・大栄翔(30)を始め、翔猿(31)、剣翔(32)、日翔志(26)と4人もいる埼玉栄高出身の先輩たちへの憧れの思いから、追手風部屋で同じ道を歩むことを選んだ。

 24日から部屋での生活を始め、2度目の稽古となったこの日は申し合いにも始めて参加。西幕下40枚目の大喜翔(23)や西三段目12枚目の大飛翔(20)らと計12番取って4勝8敗だった。「アマチュアと違って重いし強い」とプロの実力を肌で実感。それでも、持ち味とする下からの押しが幕下力士相手に通用する場面もあり、潜在能力の高さを示した。

 身長1メートル67、体重140キロで突き押しと左四つを得意とする。高校の大先輩でもある大関・貴景勝(27=常盤山部屋)の新弟子時代にどことなく顔つきなど風貌が似ており、大栄翔は「(貴景勝を)3回りぐらい小さくした感じ」と表現していた。本人も「(似ていると)よく言われます」と自覚している様子。その貴景勝や大栄翔のような相撲を目指しており「押しが強く、相手を一発で持っていけるような力士になりたい」と、これから始まる力士人生の大きな夢を描いた。

 斧澤は来年1月9日の新弟子検査を受ける予定。合格すれば初場所(1月14日初日、東京・両国国技館)の前相撲で初土俵を踏むこととなる。

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