【高校ラグビー】近大和歌山 花園初勝利には届かずも、最後まで勝利への執念を発揮

2023年12月28日 11:19

ラグビー

【高校ラグビー】近大和歌山 花園初勝利には届かずも、最後まで勝利への執念を発揮
<松山聖陵・近大和歌山>試合に敗れ、肩を落とす近大和歌山フィフティーン (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【第103回全国高校ラグビー1回戦   近大和歌山5ー52松山聖陵 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )】 悲願の花園初勝利には届かなかった。
 3大会連続5回目出場の近大和歌山は善戦及ばず、松山聖陵に敗れた。花園成績はこれで0勝5敗。FWの平均体重は85・5キロ。96・3キロの松山聖陵との10キロ差が重くのしかかった。

 新チームは10人でのスタートだった。それでも夢の花園勝利に向け、田中大仁監督は「ノン・フィクション」をスローガンに掲げ、最高のドラマを目指し、地道な練習を積み重ねてきた。1年生14人の加入で、チームも充実。創部35周年の今季は夏の菅平合宿、九州遠征で強化に取り組んだ。

 松山聖陵に試合の主導権を握られながらも、気持ちは一歩も引かなかった。前半ではフッカー松木寛生(3年)が密集でジャッカルに成功。体格のハンデがありながら、モールで相手を押し込む場面も再三あった。前半23分には敵陣ゴール前5メートルのラインアウトからモールで押し込み、ロック木村幸志郎(3年)がトライ。応援団を沸かせた。最後まで失うことがなかった勝利への執念は1年生たちにも届いたはず。悔しさが花園勝利への糧となる。

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