奥原希望が快勝 大堀との準決勝へ決意「自分の力を出し切る」バドミントン全日本総合

2023年12月28日 16:49

バドミントン

奥原希望が快勝 大堀との準決勝へ決意「自分の力を出し切る」バドミントン全日本総合
相手のショットを拾えず苦笑いする奥原希望(撮影・福永稔彦) Photo By スポニチ
 【バドミントン全日本総合選手権第4日 ( 2023年12月28日    東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ )】 女子シングルス準々決勝が行われ、2年ぶり6回目の優勝を狙う奥原希望(28=太陽ホールディングス)が水津愛美(20=ACT SAIKYO)に2―0(21―16、21―16)で快勝し4強入りした。
 第1ゲームの立ち上がりにミスが出たが、6―8から4連続得点で逆転すると徐々に引き離して先取。第2ゲームは余裕を持って進め、終盤に追い上げられたものの5点差で振り切った。

 奥原は序盤のもたつきについて「強い選手は正確なショットをイメージ通りに打つが、ちょっと(レベルが)落ちる選手は思い切り打つ球のブレが大きい。イメージと違う球への準備ができていなかった」と説明。そこから立て直した試合運びを振り返り「中盤からその幅で準備できるようになって、自分のペースに持って行けた」と胸を張った。

 今年は度重なる負傷で長期離脱を経験した。苦難を乗り越え、12月に入りワールドツアー2大会連続優勝と本来のプレーを取り戻した。奥原は「苦しい時間が長かったので、今は思い切りバドミントンが無事にできることが幸せ」と笑顔を見せた。

 準決勝はA代表の大堀彩との対戦。世界ランクは大堀が日本勢2番手の15位で奥原が3番手の26位。パリ五輪代表選考レースのライバルでもある。

 「今日よりも圧倒的に苦しい展開になる。しっかり出し切って決勝を迎えることが来年(五輪代表選考レース)の厳しい戦いに生きてくる。先を見ずに自分の力を出し切っていい試合ができたら」と完全燃焼を誓った。

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