【柔道】丸山城志郎が9カ月ぶり実戦復帰へ 一時引退意向もライバル阿部に「負けた状態で終われない」

2024年01月26日 14:00

柔道

【柔道】丸山城志郎が9カ月ぶり実戦復帰へ 一時引退意向もライバル阿部に「負けた状態で終われない」
丸山城志郎 Photo By スポニチ
 全日本柔道連盟は26日、2月2~4日に行われるグランドスラム(GS)パリ大会の出場者名簿を発表し、男子66キロ級で19、21年世界王者の丸山城志郎(30=ミキハウス)の派遣が決まった。丸山は昨年5月の世界選手権以来、9カ月ぶりの復帰戦となる。
 世界選手権の決勝では阿部一二三(26=パーク24)と直接対決の末に敗戦。その後、ライバルが今夏のパリ五輪代表に内定し、一時は現役引退に気持ちが傾いていたという丸山。しかし「現役を続けるのは苦しいことだが、負けた状態では終われない。勝負師としてその気持ちが強い。(阿部に)勝って、(世界)チャンピオンになって退きたい」と次第に心境が変化。約2カ月間の休養後、昨秋から本格的な稽古を再開したという。

 GSパリ大会は数ある国際大会でも屈指の人気を誇り、例年会場は連日の満席。夏には五輪を控えるとあり、出場選手のレベルも高い。東京、パリと2大会連続五輪代表を逃したことで、「より柔道を幅広く見られるようになった」と視野が広がったことを明かした丸山も、「パリは一番強豪が集まるので、もう一度戦ってみたい気持ちになった。変わらずに一本を取りに行く柔道を貫きたい」と話した。

 28年7月に開催されるロサンゼルス五輪時には34歳になっている丸山。「簡単に目指すとは言えない」と慎重に言葉を選んだ上で、自分の心と体に向き合いながら、先を見ずに現役を続ける意向だ。

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