伊藤美誠 パリ五輪シングルス代表逃し号泣「たどり着かなかった…」肋骨の痛み抱え出場も

2024年01月26日 16:49

卓球

伊藤美誠 パリ五輪シングルス代表逃し号泣「たどり着かなかった…」肋骨の痛み抱え出場も
<卓球全日本選手権第5日>女子シングルス6回戦で敗れた伊藤美誠は会見で涙を流す(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【卓球・全日本選手権第5日 ( 2024年1月26日    東京体育館 )】 パリ五輪シングルス代表争いが決着した。
 21年東京五輪銅メダリストの伊藤美誠(スターツ)は4、5回戦はフルゲームで何とかモノにしたものの、6回戦で木村香純(トップおとめピンポンズ名古屋)にフルゲームの末に敗れ、シングルスでの五輪切符を逃した。

 試合後は涙が止まらず。「3試合、フルゲームで体には来ていて。元々のお尻には来ていて、滑るなと言う部分だったりとか。でも、他の選手は乗り越えていて、私も頑張ろうと思っていたけど、たどり着かなかったです」と言葉を振り絞った。

 五輪シングルス代表は、既に選考ポイントで断トツの早田ひな(日本生命)が確実としており、2枠目を伊藤と平野美宇(木下グループ)が争う中、今大会を迎えていた。伊藤は平野に34・5ポイント差をつけられ、逆転するには8強以上かつ平野より2勝以上、平野が決勝に進まないという条件を満たす必要があったが、まさかの6回戦敗退。早田に続いて、平野がシングルスの代表に決まった。

 選考レースの終盤は体調不良にも悩まされた。「(昨年12月の)WTTファイナルの時にせきが激しくなって。1月1日ぐらいに、ぶり返してしまって。そうしたら、肋骨にヒビが入ったんじゃないかという状態になってしまって」と明かし、「2、3日前に3割ぐらいの痛みになって耐えようと思っていたけど、最後に耐えることができなくなった」と話した。

 「大きな目標にしていた五輪は閉ざされてしまったけど。こういう悔しい経験、最後まで戦えたのは良かった」。シングルスの代表入りは消滅したが、団体戦要員としての選出の可能性は残されている。

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