琴ノ若、初優勝逃すも大関昇進確実に!3場所合計33勝クリア 照に敗れ悔しさ「まだまだ力不足」

2024年01月28日 17:55

相撲

琴ノ若、初優勝逃すも大関昇進確実に!3場所合計33勝クリア 照に敗れ悔しさ「まだまだ力不足」
<初場所千秋楽>照ノ富士(左)に寄り切りで敗れた琴ノ若(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 大相撲初場所は28日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、関脇の琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)は横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)との優勝決定戦に寄り切りで敗れ、悲願の初優勝には届かなかった。それでも13勝2敗で、大関昇進目安とされる直近3場所合計33勝をクリア。番付編成を担う審判部が昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、受諾された。
 昨年は年間56勝を挙げるなど安定した成績をおさめた琴ノ若は、大関獲りに挑んだ今場所、8日目に1敗で優勝争いトップに立つと、10日目には勢いに乗る新入幕・大の里との1敗対決に一気の寄りで完勝。13日目には照ノ富士に敗れて単独トップから陥落したが、前日には大関・霧島との2敗対決を制して首位で千秋楽を迎えた。

 本割では難敵・翔猿を相手に先に上手を取ると、最後は相手を土俵につぶすような上手投げでねじ伏せて13勝目。照ノ富士との優勝決定戦は「平常心」で臨んだが、力の差を見せつけられて寄り切りで敗れた。

 決定戦後のインタビューでは「来場所しっかり準備して出直してきます。昇進の声をかけていただいたのはうれしいが結果が全てだと思うので、自分はまだまだだったので来場所に向けてやるしかないと思います」と悔しそうな表情。「まだまだ力不足でした。今の相撲をしっかり磨いて、まだまだ上があるのでしっかりそこ目指して稽古を積んでいけたら」と話した。

 祖父は元横綱・琴桜、父は元関脇・琴ノ若(現・佐渡ケ嶽親方)の相撲一家に生まれた26歳。大関に昇進すれば「琴桜」のしこ名を襲名する予定だ。

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