吉村真晴、激闘で屈した戸上隼輔にパリ五輪託した「弱気になったら説教しようと思っていたけど…」

2024年01月28日 13:49

卓球

吉村真晴、激闘で屈した戸上隼輔にパリ五輪託した「弱気になったら説教しようと思っていたけど…」
<卓球全日本選手権最終日>男子シングルス準決勝、吉村真晴に勝利した戸上隼輔(左)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【卓球全日本選手権最終日 ( 2024年1月28日    東京体育館 )】 男子シングルス準決勝が行われ、戸上隼輔(明大)が4―3で吉村真晴(TEAM MAHARU)を下し、史上7人目の3連覇に王手をかけた。
 フルゲームにもつれ込んだ熱戦は、最終の第7ゲームも9―9となる。ここで戸上が2連続ポイント。勝った瞬間、ガッツポーズをした戸上と大の字になって倒れ込んだ吉村は、最後に抱き合った。

 12年ぶり2度目の優勝を狙った吉村の挑戦は幕を閉じた。「戸上選手は五輪代表に決まっているけど、彼の壁になりたい思いがあった。改めて彼の勝負強さを実感できた」。8学年下の後輩の強さを称え「最後まで強気で来ていた。あそこで弱気になっていたら、後で説教してやろうと思っていた」と笑った。
 試合後に抱き合った際には「いよいよパリの本番の年になるから。後は頼んだよ」と戸上に伝えると「任してください」と返ってきた。

 戸上の成長ぶりを認めつつも、自身もさらなる高みを目指している。男子団体で銀メダルを獲ったリオ五輪から8年が経ち30歳となったが「自分もやるべきことをやって成長して、また日の丸の舞台に舞い戻りたいと改めて思った」と言葉に力を込めた。

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