張本智和 6年ぶりV「当時の10倍も20倍も100倍も優勝した実感がある」マッチポイント8度しのいだ

2024年01月28日 16:36

卓球

張本智和 6年ぶりV「当時の10倍も20倍も100倍も優勝した実感がある」マッチポイント8度しのいだ
<卓球全日本選手権最終日>男子シングルス決勝、優勝した張本智和(右)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【卓球・全日本選手権最終日 ( 2024年1月28日    東京体育館 )】 男子シングルス決勝で、張本智和(智和企画)が戸上隼輔(明大)をフルゲーム4―3で撃破し、6年ぶりに日本一に返り咲いた。
 戸上との頂上決戦は1―3とされたが、ここから怒とうの大反撃。ポイントごとに上げるおなじみの「チョレイ!」をコートに響かせ、第6ゲームは3度も相手のマッチポイントをしのぎ、第7ゲームも5度、計8度も追い込まれながら見事に逆転を果たした。

 「ほんとに、もう言葉が出ない。いつも自分、インタビュー完璧だけど、今日は言葉が出ない。会場にいる全ての人に、相手含めて全員に感謝したい」

 18年大会を史上最年少の14歳で初制覇。そこから2度目の優勝は遠かった。「初優勝なんじゃないかっていうくらい。全日本の優勝の仕方を忘れて。当時の10倍も20倍も100倍も優勝した実感がある」。試合終盤、脚がつっていたことを明かしたが、運命を分けた最後の2点は「ピタって止まった。神様に勝て、と言われているのかな」と振り返った。

 「本当に強い」という戸上を下し、今後はともに代表に決まっているパリ五輪に向かう。「正真正銘、残り半年間、五輪に突き進んでいきたい」と言う20歳は、「表彰台を降りたらオリンピックが始まると思って頑張りたい」と闘志を高めていた。

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