珍名力士白熊が千秋楽で給金直し 緊張で「頭が真っ“白”」もデビューからの連続勝ち越し「10」に伸ばす

2024年01月28日 15:47

相撲

珍名力士白熊が千秋楽で給金直し 緊張で「頭が真っ“白”」もデビューからの連続勝ち越し「10」に伸ばす
<初場所千秋楽>千代栄(左)を寄り倒しで破る白熊(撮影・久冨木 修)  Photo By スポニチ
 【大相撲初場所千秋楽 ( 2024年1月28日    東京・両国国技館 )】 十両・白熊(24=二所ノ関部屋)が千代栄(九重部屋)を寄り倒しで下し、22年名古屋場所の序ノ口デビューからの連続勝ち越しを「10」に延ばした。
 前夜は「日体大仲良しトリオ」の大の里、幕下・嘉陽ととんかつを食べてゲン直し。しかし「3勝3敗も7勝7敗も初めて。緊張して、土俵下でも頭真っ白で何をしていいのかと…」と堅さがあったという。立ち合いから相手に上体を起こされたが、懸命に左手をのぞかせ下手を引いて逆襲。そのまま力良く寄り倒した。11日目からの3連敗で6勝7敗と追い込まれたが、土壇場で踏ん張った。「左が取れて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 しこ名を本名の高橋から改名して臨んだ初場所。出身地の福島県須賀川市でも後援会が発足するなど大きな期待を背負っての戦いは8勝7敗だった。“白熊15日間”を振り返り「思った以上に声援があったので本当に有り難いなと。でも疲れた~~。しっかり勝ち越したのは良かった」。今一番したいことは?の問いかけには「温泉につかりたい」と柔和な表情を浮かべた。

 新入幕が狙える位置に番付を上げる春場所(3月10日初日、ドルフォンズアリーナ大阪)に向けては「立ち合いが課題。右四つの相手にも負けることがあったので、しっかり稽古したい。メンタル面も鍛えていきたい」と抱負を述べた。

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