20歳の王者・張本智和「相手含めて全員に感謝」 “大人コメント”に水谷隼氏も感服「素晴らしい」

2024年01月28日 17:19

卓球

20歳の王者・張本智和「相手含めて全員に感謝」 “大人コメント”に水谷隼氏も感服「素晴らしい」
<卓球全日本選手権最終日>男子シングルス決勝、優勝した張本智和(右)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【卓球・全日本選手権最終日 ( 2024年1月28日    東京体育館 )】 男子シングルス決勝で、張本智和(智和企画)が戸上隼輔(明大)をフルゲーム4―3で撃破し、6年ぶりに日本一に返り咲いた。
 史上最年少14歳で18年全日本を制してから6年。20歳の王者は、場内インタビューで「ほんとに、もう言葉が出ない。いつも自分、インタビュー完璧だけど、今日はほんとに言葉が出ない。会場にいる全ての人に、相手含めて全員に感謝したい」とまずは感謝を口にした。

 マッチポイントを8度も握られながら執念の大逆転勝ち。「自分では3、4回耐えたかなと思った。それだけ耐えたのは信じられない。8回耐えるなんて、この先あるかないかってくらいのこと。全日本の神様が6年ぶりに優勝くれたのかな。自分の力ではない。神様のおかげです」と振り返った。

 死闘を演じた戸上を称えることも忘れなかった。「今日も戸上選手、完璧で。何をやってもダメで。ほんとに強い。握手の時も言ったけど1位も2位も、僕らの中では変わらない、と。時の運で1、2点、ラッキーもあったり、お互い思い切れたり、その差で結果は出ちゃうけど、ボクと彼は同等でライバルで。明日やったら彼が勝つかもしれないし、明後日やればボクが勝つかもしれないし、それくらい良きライバル。これで五輪まで正真正銘、残り半年間、仲間として五輪に突き進んでいきたい」と話した。

 勝利の余韻に浸ることなく、パリ五輪を見据える。「この半年間が一番、大事。五輪その日は準備してきたものを発揮するだけなので。この半年間、いかにいい準備をするか、そこでメダルを取れるか取れないか、決まってくると思う。試合はただの答え合わせであって、それまでの練習、勉強が一番大事だと思う」とし、今日もう(全日本の)表彰台を下りたら五輪が始まると思って頑張りたい」と話した。

 20歳の王者は、試合後の飾らない言葉でも魅了。テレビ解説を務めた水谷隼氏は「大人になりました。いいコメントでしたよね。素晴らしいです」と感服していた。

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