【大阪国際女子マラソン】3位の松田瑞生は涙 パリ絶望「大声援の中、最後走ることができて良かった」

2024年01月28日 15:20

マラソン

【大阪国際女子マラソン】3位の松田瑞生は涙 パリ絶望「大声援の中、最後走ることができて良かった」
<第43回大阪国際女子マラソン>3位でゴールし、悔しさをにじませる松田瑞生(右)(撮影・平嶋 理子)  Photo By スポニチ
 【大阪国際女子マラソン ( 2024年1月28日    ヤンマースタジアム長居発着の42・195キロ )】 パリ五輪代表の3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われ、松田瑞生(ダイハツ)は、2時間23分7秒で3位。2位の前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒の日本新記録をマークしたため、パリ五輪出場は絶望的となった。
 東京五輪の代表選考では20年1月の大阪国際で日本陸連の設定タイムを突破する2時間21分47秒で優勝しながら、同年3月の名古屋ウィメンズで一山麻緒(当時ワコール、現資生堂)がさらに速い2時間20分29秒をマーク。補欠に回って号泣した。

 「4年前、手がかかった瞬間に落ちたので、そのリベンジができたら」と気合を入れて臨んだ浪花路。1時間9分46秒というハイペースで通過すると、前田が前へ。松田がついていけない展開となった。

 だが、その後も粘って3位に浮上してフィニッシュ。ゴール後は涙を浮かべ、「大阪の大声援の中、最後走ることができて良かった。10年間、ここまで育てていただいてありがとうございましたという気持ちでいっぱい」と言葉を振り絞った。

 パリ五輪代表には昨秋のMGCで優勝した鈴木優花(第一生命グループ)、2位の一山が既に決定。3人目は今大会、3月の名古屋ウィメンズで日本陸連が定める設定記録2時間21分41秒を突破した記録最上位選手、記録突破者がいない場合はMGC3位の細田あい(エディオン)となる。

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