ロッテ・朗希の弟、大船渡・怜希「悔しい」3回戦敗退 今夏初先発も3回途中3失点

2023年07月22日 05:00

野球

ロッテ・朗希の弟、大船渡・怜希「悔しい」3回戦敗退 今夏初先発も3回途中3失点
<大船渡・盛岡一>盛岡一に敗れ涙する佐々木怜(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権岩手大会3回戦   大船渡1―3盛岡一 ( 2023年7月21日    花巻 )】 ロッテ・佐々木朗の弟で最速143キロを誇る大船渡のエース右腕・怜希(3年)の、高校最後の夏が終わった。3回戦で盛岡一に敗れ、19年に準優勝した兄以来の8強入りを逃し「悔しい」と目は真っ赤だった。
 「自分らしいピッチングができなかった」

 今大会初の先発マウンド。直球は自己最速まで1キロと迫る142キロを計測したが制球に苦しんだ。3回、四死球の走者をきっかけに、適時打と味方の失策などで3点を失い降板。2回2/3を投げ2安打6四死球で3失点だった。一度は中堅に就いたが、5回の守備から交代。1点を返す粘りを見せた9回は、ネクストバッターズサークルまで何度も駆け寄り「頼む。次の試合も投げさせてくれ」と仲間を鼓舞し続けたが、敗退が決まると涙が止まらなかった。

 兄と比較されることも多かった3年間を「野球をやりやすい環境ではなかったがみんなが支えてくれた」と振り返った右腕。涙を拭いながら「大学でもやりたい。投手として」と成長を誓った。(村井 樹)

おすすめテーマ

2023年07月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム