オリオールズ藤浪 移籍後初登板 初球をいきなり被弾 1回1安打1失点1奪三振

2023年07月22日 09:25

野球

オリオールズ藤浪 移籍後初登板 初球をいきなり被弾 1回1安打1失点1奪三振
オリオールズ・藤浪(AP) Photo By AP
 アスレチックスからオリオールズに移籍した藤浪晋太郎投手(29)は21日(日本時間22日)、米フロリダのトロピカーナ・フィールドで行われたレイズ戦の7回に登板し、先頭打者への初球の直球を左翼席に運ばれた。
 0-2で迎えた7回、背番号「14」の新ユニホーム姿で、2番手としてマウンドに上がった藤浪。先頭の8番・シリへの初球、99・4マイル(約160キロ)の直球を捉えられ左翼席へと運ばれた。

 しかし、その後は崩れることなく、三ゴロ、遊ゴロ、空振り三振に仕留めた。藤浪は1回12球を投げ、1安打1奪1失点、1奪三振だった。防御率は8・58。

 阪神からポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を果たした藤浪。アスレチックスと1年契約を結び、シーズン98試合目を終え、ア・リーグ西地区最下位球団から、同東地区首位チームへの電撃トレードとなった。18日(日本時間19日)の「アスレチックスーレッドソックス」で救援登板。オークランドからフロリダまで、アメリカ大陸を東から西へ横断する形で約2800マイル(約4500キロ)の長距離移動でたどり着いた。

 アスレチックスでは開幕先発ローテーション入りも、課題の制球難に陥り4連敗と不振にあえいだ。4月下旬以降は、中継ぎに配置転換。救援でも当初は不安定な投球が続いたが、フォーム修正などで徐々に状態を上げ、6月20日ガーディアンズ戦から目下11試合連続無四球と制球難を改善。7月は7試合に登板して防御率2・25と本領を発揮しつつある。18日まで34試合登板5勝8敗3ホールド、防御率8・57。常時100マイル(約161キロ)前後を計測する剛球と鋭く落ちるスプリットを武器に、49回1/3を投げて51三振を奪っている。

 オールスター明け14日(日本時間15日)の後半戦再開を前にした藤浪は「後半も、いい感じを継続できるように頑張ります」と意気込んでいた。

 目下27勝71敗、勝率・276とア・リーグ西地区で歴史的な低迷を続けるアスレチックスから、58勝37敗、勝率・611でア・リーグ東地区の首位に浮上したオリオールズへ。ア・リーグトップの26セーブを挙げる守護神バティスタを擁するが、救援陣の防御率はリーグ7位の3・74。高い奪三振力を誇る藤浪の獲得で、救援陣を強化した形だ。

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