大阪が4回戦進出 指揮官の“2つの指示”実行、金光大阪を撃破 

2023年07月22日 13:50

野球

大阪が4回戦進出 指揮官の“2つの指示”実行、金光大阪を撃破 
<金光大阪・大阪> 7回2死一、三塁、由岐中の勝ち越し打で喜びを爆発させる大阪ナイン(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選権大阪大会3回戦   大阪3―2金光大阪 ( 2023年7月22日    大阪シティ信用金庫スタジム )】 大阪が今春の大阪大会優勝校の金光大阪を破り、4回戦に進出した。
 春季大会で大阪桐蔭を1点に封じた金光大阪のエース左腕・キャリー・パトリック・波也斗(3年)を攻略した。福原和行監督が指示したことは2つ。<1>強振するな。八分の力で振れ<2>盗塁はできる。この二つを選手が忠実に実行し3得点に結び付けた。

 初回2死二塁から二塁走者が三盗に成功し敵失で1点を先制。同点の7回は敵失と四球で出塁した走者が、それぞれ二盗、三盗を決めて2死二、三塁の好機を演出。4番の由岐中洸多(3年)が初球のチェンジアップを拾った一打は右翼線に落ち二者が生還。決勝打となった。「力を抜いて軽く打った。ボール球だったが体が反応した。夏は何があるか分からない。絶対にやってやるという気持ちだった」と殊勲の一打に胸を張った。

 大阪高校は日本大学大阪中学校として1927年に創立。50年に現校名となった。野球部は29年創部で甲子園出場はなく夏の大阪大会は83年の4強が最高成績。グラウンドは全国の強豪として知られる陸上部と共用で打撃練習などは制限される。

 組み合わせが決まった時点から「ここを目標にやってきた」と指揮官。3投手による早めの継投も決まり、野手陣は無失策で応えた。思い描いたシナリオ通りの戦いで「春の王者」を倒した。

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