鹿屋中央が聖地王手 投打の柱が躍動!谷口完投&大谷3安打3打点 鹿児島城西に春の雪辱

2023年07月22日 04:30

野球

鹿屋中央が聖地王手 投打の柱が躍動!谷口完投&大谷3安打3打点 鹿児島城西に春の雪辱
<鹿屋中央・鹿児島城西>完投勝利で雄たけびをあげる鹿屋中央・谷口 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権鹿児島大会準決勝   鹿屋中央5―1鹿児島城西 ( 2023年7月21日    平和リース )】 鹿児島大会は準決勝2試合が行われ、鹿屋中央がプロ注目の明瀬(みょうせ)諒介(3年)擁する鹿児島城西を5―1で下して2014年以来、9年ぶりの甲子園出場に王手をかけた。投げては谷口優大(2年)が1失点完投、打っては4番の大谷修司(3年)が本塁打含む3安打3打点の活躍。投打ががっちりとかみ合った。23日の決勝で神村学園と激突する。
 投打がかみ合って2度目の甲子園出場にマジック1とした。投げては、この夏16イニング無失点の背番号11・谷口が完投勝利。8回にソロ本塁打を打たれて無失点は23イニングでストップしたが、明瀬擁する鹿児島城西打線を5安打に封じた。「シングルヒットなら打たれてもOKという気持ちで低めを意識した。テンポ良く投げられたと思う」と振り返った。山本信也監督も「継投するつもりだったが、替え時がなかった」と、うれしい誤算の完投に目を細めた。

 打っては4番の大谷が3回の公式戦初アーチとなる2点本塁打を含む3安打3打点の大暴れ。三塁打が出ればサイクルヒット達成と、“本家・大谷”ばりの活躍で「後ろにいいバッターがいるので、つなぐ意識で打席に立っていた。チームの勝ちに貢献できて良かった」と喜んだ。

 10―6で勝利した昨秋、5―12で敗れた今春に続き、3季連続準決勝で激突した因縁の相手に快勝。指揮官も「大会序盤は今イチだったが、準々決勝から良くなってきた。今日が一番いいゲーム。ピッチャーが抑えて4番が打って、いい形で勝てた」とチームの成長ぶりに胸を張った。9年ぶりのVをかけた決勝の相手は、昨秋の県大会決勝で7―12と敗れた神村学園だ。谷口が「投げる機会があったら、今日のようにリズム良く投げたい」と話せば、大谷は「チームの勝ちに貢献できるように」と力を込めた。投打の軸の活躍で勢いに乗り、2度目の聖地へ突き進む。(本間 正則)

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