横田さんの兄貴分が届けた“黄色の餞別”が祭壇に「ヨコがずっと飲んでいたので」

2023年07月22日 08:01

野球

横田さんの兄貴分が届けた“黄色の餞別”が祭壇に「ヨコがずっと飲んでいたので」
西田直斗氏が横田慎太郎さんに届けた「MATCH」はご遺族によって祭壇に供えられた(撮影・遠藤 礼) Photo By スポニチ
 脳腫瘍のため18日に28歳の若さで亡くなった元阪神の横田慎太郎さんの通夜が21日、鹿児島県日置市の斎場でしめやかに営まれた。弔問に訪れた元同僚の西田直斗氏は故人に手を合わせると、姉・真子さんにあるモノを“差し入れ”した。
 「ヨコが大好きでずっと飲んでいたので。最後に渡してあげたかった」と説明したのは黄色でお馴染みの大塚食品の炭酸飲料「マッチ」。横田さんが現役時代に好んで飲んでいたといい「最後に絶対に持っていってあげたかった」と手渡した。

 実は、療養期間中も病室の冷蔵庫にはそのマッチが保管されていたといい、真子さんも「慎太郎も絶対に喜ぶと思います」とすぐに祭壇に供えられた。2歳下の弟分で弟のように横田さんを可愛がってきた。

 18日に訃報を知った際も「すぐに通夜や葬儀が行われるかもしれない」と愛車のハンドルを握って大阪から鹿児島へ向かおうともした。その後、真子さんと連絡を取ることができ、この日の通夜に駆けつけた。横田さんのことを知るからこそ、最後に渡したかった“黄色の餞(せん)別”だった。(遠藤 礼)

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