藤浪、“本塁打か三振か”の打者に待ち伏せ被弾も…オリオールズの実況コンビは高評価「好きになってきた」

2023年07月22日 11:59

野球

藤浪、“本塁打か三振か”の打者に待ち伏せ被弾も…オリオールズの実況コンビは高評価「好きになってきた」
移籍後初登板となったオリオールズの藤浪。先頭のシリに左翼へのソロ本塁打を浴び、肩を落とす (AP) Photo By AP
 アスレチックスからオリオールズに移籍した藤浪晋太郎投手(29)は21日(日本時間22日)、敵地セントピーターズバーグで行われたレイズ戦の7回に登板し、先頭打者への初球の直球を左翼席に運ばれた。
 だがオリオールズの実況中継コンビは藤浪に高評価を与えた。

 解説のベン・マクドナルド氏は89年全体1位でオリオールズに入団、4度2桁勝ち星を上げた往年のスターだ。「ホセ・シリに初球を本塁打にされたが、99マイル(約160キロ)の外角球で悪い球じゃない。あれは待ち伏せ攻撃を受けたようなもの。シリは真っすぐが来ると決めて振ったら、しっかり当たった」と話した。

 地元実況のケビン・ブラウンアナウンサーも「確かにシリはそういう打者。ホームランか、何もなしかだ」と相槌を打つ。実際、シリはこの試合の前まで、229打席で19本塁打、79三振という内訳。打率・223、出塁率・268。ゆえに8番打者なのだが、長打率は・531ととても高い。

 この試合は3打数1安打1三振で、今季はこれで20本塁打、80三振となった。ブラウンアナは「藤浪は本塁打の後は2つの内野ゴロと三振。移籍してきて、初球をホームランにされて、そこから立て直すのは大変だと思うが、しっかり投げた」とねぎらう。

 マクドナルド氏は、藤浪の直球の威力と制球力を称賛。本塁打の直後、9番・クリスチャン・ベタンコートへの初球が101・5マイル(約163・4キロ)を計測すると「ELECTRIC(しびれる) ARM!」と表現、2死後、ワンダー・フランコにカウント1-0から2球目100・6マイルの直球を決めたのには、「速いだけでなく、低めいっぱいだよ。彼のことが好きになってきたよ」と目を細めていた。

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