【千賀と一問一答】吉田とのメジャー初対決“完勝”「日本の時はバッピのよう…こっちでは負けないように」

2023年07月22日 12:35

野球

【千賀と一問一答】吉田とのメジャー初対決“完勝”「日本の時はバッピのよう…こっちでは負けないように」
レッドソックス戦で力投する千賀(AP) Photo By AP
 メッツ・千賀滉大投手(30)とレッドソックス・吉田正尚選手(30)のメジャーでの初対決が21日(日本時間22日)、実現した。
 ボストンで行われた一戦。千賀はメッツの先発投手として今季18度目のマウンドに立ち、「3番・DH」で出場した吉田と2度対峙。初回、1死無走者で迎えた初対決では、カウント1-2からのカットボールを吉田が打って遊ゴロ。3回、1死無走者での2度目の対戦では、カウント1-2から低めのフォークボールで空振り三振だった。

 試合は2回までにレッドソックスが3-0とリードしたが、3、4回に2点ずつを奪ったメッツが4-3と逆転。4回、千賀が1死を奪った後、バードゥーゴに対しカウント1-2としたところで降雨が激しくなり、中断。そのままサスペンデッドとなった。

 この日の千賀は3回1/3を投げて3安打3失点(自責点3)1四球3奪三振。初回に捕手の送球エラーもあって1点、2回には張育成に適時二塁打を打たれて2点を失う厳しい立ち上がりだったが、徐々に調子を上げ、吉田を2打数無安打1三振に抑えた。千賀の防御率は中断の時点で3.36となっている。

 22日(同23日)の午後2時10分から再開される予定で、同日の午後4時10分に開始予定だったゲームは午後7時10分からのナイターに変更された。

 試合後の千賀との一問一答は以下の通り。

 ――今日は短い登板になったが。
 「最初から点を与えてしまう展開になってしまったので、難しかったですけど、でもすぐ逆転してくれた。試合前半の部分だけでしたけど、とりあえず逆転してくれたことに感謝したいなと思っています」

 ――登板前から天候のことは頭に入っていたのか。
 「いえ、入ってないです。できると思っていたので、そんなに考えてなかったです」

 ――他の球場では左飛のはずの張の打球が二塁打になってしまった。
 「あれがメジャーリーグでやるというところだと捉えているので、それは仕方ないこと。“メジャーリーグにようこそ”って言ってもらえましたし。ただ、自分の投げミスの部分は反省したいと思います」

 ――打球が上がった瞬間はアウトだと思ったか。
 「討ち取ったと思いましたけど、あ、そういえば近いわって後から思って見直したっていう感じです」

 ――遠征先での登板時は各球場の形状が違うことは頭に入っているか。
 「ある程度はそういうのに興味を持って見ています。でも言っても仕方ないので、とにかく投げミスをしないように。打たれるにしても自分が試合前に準備したもので打たれるなら仕方ないですけど、今日みたいなミスとかだとまた違ってくる。そこに関しては自分のミスが含まれているので、今後、気をつけていきたいと思っています」

 ――吉田との対決で三振も奪った。
 「日本の時はバッピ(バッティングピッチャー)のように打たれたので、それはもう本人にも言っていました。こっちに2人同じタイミングで来られましたし、こっちでは負けないように僕も頑張りたいと思っています。あまり今のところは対戦がないリーグなので、また来年以降になると思うんですけど、またそのときに抑えられるように。彼がすごい成績を残しているので、負けないように頑張りたいなと思います」

 ――吉田には日本での攻め方と何か変えたのか。
 「日本のときっていうのはデータがないので、主観であったり、彼の僕らと対戦するカードまでの成績を見たり、調子を見たりするしかなかったんですが、こっちに来て、データは豊富にあります。自分の中で明確にやりたいことっていうのが出てくるので、その辺に関してはまあ追っ掛け合いだと思いますけど、戦い方っていうのがわかってマウンドに上がっているのと、そうではないのは全然違うなっていうのは改めて思いました」

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