新宮 18年ぶり8強進出「部員少なくても勝てる」選手19人が一致団結、市和歌山撃破狙う

2023年07月22日 12:28

野球

新宮 18年ぶり8強進出「部員少なくても勝てる」選手19人が一致団結、市和歌山撃破狙う
<新宮・向陽>8強進出を決めてガッツポーズする新宮・河村(中央)(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権和歌山大会3回戦   新宮9―5向陽 ( 2023年7月22日    紀三井寺 )】 新宮が向陽を9―5で下して、18年ぶり31度目の8強入りを決めた。
 3回表終了時点で6―0とリードしながら、4回には一時1点差まで迫られた。先発して4回から右翼に回っていた河村楽伯(らくい=3年)が5回から再登板。残り5イニングを無失点に抑えて逃げ切った。畠敏紘監督は「野球の流れの怖さを感じた」と胸をなで下ろした。

 主将で「3番・二塁」で先発した平井志到(しどう=3年)は、2回2死一、三塁で初球を狙い打ち、中越えの2点二塁打を決めた。「直球を待って思い切って振りました」と胸を張った。

 部員19人のうち1、2年生は8人のみ。3年生の引退後は、部員数が9人を下回ることになる。畠監督は「(勝つことで)新宮で野球をやりたいと思ってもらえればありがたい」と明かし、平井主将は「部員が少なくても勝ち上がっていけるという姿勢を見せたい」と意気込んだ。

 次戦は24日に優勝候補に挙がる市和歌山と対戦する。平井主将は「強い相手だが、集中して戦いたい」と快進撃を思い描いた。

おすすめテーマ

2023年07月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム