阪神・近本が帰って来た! 「1番・中堅」で4打席無安打も「最後まで出られてうれしい」

2023年07月23日 06:00

野球

阪神・近本が帰って来た! 「1番・中堅」で4打席無安打も「最後まで出られてうれしい」
<ヤ・神>初回、右飛に倒れた近本(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神3―6ヤクルト ( 2023年7月22日    神宮 )】 阪神・近本が帰ってきた。「1番・中堅」で先発出場。2日の巨人戦で死球を受けて右肋骨を骨折し、必死のリハビリを経て後半戦開幕に間に合わせた。4打席に立って無安打だったが、グラウンドにいるだけでいい。
 「1打席目の時、阪神ファンだけでなく一塁側からも結構な拍手をもらったので、今日はみなさんの前でプレーできて、最後まで出られたのはうれしかったですね」

 初回先頭の初球、小川のカットボールを右中間へ放ったが、サンタナに好捕された。いきなり振れたのが近本らしい。

 「甘かったので、そのままいった感じですけど、状態的にはもうちょっとですかね。(映像で)まだ見ていないので、その理由が分からないですけど。カットなので、ああいう感じで詰まるんでしょうけど」

 8回無死一塁では清水の直球を中堅フェンス手前まで運ぶ大飛球。阪神ファンからは、あと少し…のため息が漏れた。「なんで“芯詰まり”になるのだろうと思う。もう少し考えて打席に入りたい」。一時離脱した約3週間で2軍戦への出場はなく、2度のシート打席で実戦勘を取り戻そうとした。

 「試合でしか出ない出力もあるので、まだ確認はやりながら、やっていくしかない」

 不在の間の11試合は5勝6敗で乗り切れなかった。選手会長であり、攻守の要。復帰戦を終えた言葉を聞けば、完全復調はそう遠くはなさそうだ。その時には猛虎は再び走り出す――。

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