DeNA 優勝争いの一角にいるからこそ悩ましい 小園、深沢の抜てきはあるのか

2023年07月23日 08:00

野球

DeNA 優勝争いの一角にいるからこそ悩ましい 小園、深沢の抜てきはあるのか
フレッシュオールスターで力投する小園 Photo By スポニチ
 プロ野球はリーグ後半戦がスタート。後半戦と言っても、DeNAは残り59試合。既にシーズンは半分以上を消化し、ここからは25年ぶりのリーグ制覇に向けて佳境に入る。
 その緊迫した戦いが続く中で、果たして「若手抜てき」の瞬間は訪れるのか。ファンが最も注目しているのが、21年ドラフト1位の小園健太投手(市和歌山)のデビューだろう。三浦監督は、2年連続で1軍春季キャンプメンバー入りした右腕に対し「今年中には1軍での登板があると思う」と予言した。

 とはいえ、ローテーションの兼ね合いもある。「横浜頂戦」の中で「経験を積ませる」ことを狙いにして星を落とせば、戦いに影響も出る。悩ましいところではあるが、右腕のデビューはシーズン終盤の順位確定後になる可能性も高い。

 現在イースタン・リーグでは10試合で2勝2敗、防御率3・86。突き抜けた成績ではないが、18日のフレッシュオールスター(富山)で先発するなど、球界からの関心度は高いだけに、2軍での動向に注目が集まる。

 そして、それは同年ドラフト5位の深沢鳳介投手(専大松戸)にも同じことが言える。2年目の変則サイド右腕は、2軍での成績は小園を上回る。11試合で5勝3敗、防御率3・30。両親が「鳳のごとく天に羽ばたけ」と名付けたその名のように、グイグイと評価は上昇中だ。

 小園か、深沢か。どちらが1軍デビューが早いのか。優勝争いを取材しながら、そんなことも気にかけながら記者は日々を過ごしている。
(記者コラム・大木穂高)

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