東筑王手 今大会初先発・安田が投げて打って救った 「ずっと投げたかったので準備はできていた」

2023年07月26日 04:30

野球

東筑王手 今大会初先発・安田が投げて打って救った 「ずっと投げたかったので準備はできていた」
<東筑・希望が丘>今大会初先発で力投する東筑安田 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念福岡大会準決勝   東筑5―3希望が丘 ( 2023年7月25日    久留米 )】 停滞した前線による豪雨に悩まされた福岡大会は九州北部の梅雨明けが発表された25日、準決勝が行われた。東筑が希望が丘を7―4で破り、優勝した2017年以来の決勝進出。九州国際大付は4―3と大牟田との接戦を制して連覇に王手をかけた。決勝は27日に行われる。
 今大会初先発の背番号11・安田創磨(2年)がチームの危機を救った。「ずっと先発で投げたかったので準備はできていた。先発の方が自分のリズムで投げられる。きょうは真っすぐの制球が良かった。完投したかったけど、最後はちょっとバテた」。9回に2点を失い降板したが、2回以降は8回まで希望が丘打線を無失点に封じ、8回裏には自らのバットで適時2塁打も放った。青野浩彦監督は「安田がよく投げてくれた。今のチーム状態を助けてくれた」と絶賛した。

 ノーシードから、優勝した17年以来の決勝進出。安田は中学時代に所属した八幡南ボーイズでは背番号1で全国大会に出場し8強入り。「また全国に行きたい」と力を込めた。決勝は2連覇を狙う九州国際大付と激突。春季大会は2―5、5月の市長杯準決勝はタイブレークの末、5―6で敗れている。市長杯で登板した安田は「相手の苦手なコースは分かっている。自分がしっかりと投げ込むだけ」。7回目の夏の聖地へ、全国を知る2年生右腕が再び救世主となる。(本間 正則)

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