【藤浪と一問一答】藤浪「毎回言ってもらえるように」 好救援…指揮官から“ファンタスティック”

2023年07月26日 12:41

野球

【藤浪と一問一答】藤浪「毎回言ってもらえるように」 好救援…指揮官から“ファンタスティック”
オリオールズ藤浪(AP) Photo By AP
 オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)が25日(日本時間26日)、敵地でのフィリーズ戦に2番手で登板し、2回を無安打無失点3奪三振と完璧救援した。
 藤浪は2-2の同点で迎えた7回に登場。21球中15球がストライクと制球がよく、8回には昨季ナ・リーグ本塁打王のシュワバーをスプリットで三振に取るなど、最速100マイル(約161キロ)の速球とスプリットがさえ渡った。

 チームは藤浪の登板後に1点を勝ち越し、勝ち投手の権利を得たが、9回裏にマウンドを引き継いだカノが打たれて4-3で逆転サヨナラ負け。連勝は3でストップしたが、藤浪の投球は際立った。

 藤浪はオリオールズに移籍後、21、22日(同22、23日)のレイズ戦で連続失点を喫したが、“3度目の正直”で仕事を果たした。

 試合後、藤浪との一問一答は以下の通り。

 ――投球内容向上の理由は。
 「落ち着いてマウンドに上がれた。ここ2試合、どうしても力みというか、ちょっとバタついて落ち着かなかったところもありますし、チームが変わっていいところを見せてやろうみたいなところも意識していなくてもやっぱりあった。今日はそれがなくマウンドに上がれたので、いい結果というか、いいパフォーマンスに繋がったかなと思います」

 ――去年のナ・リーグ王者を相手に2-2という接戦の終盤に好投した。
 「いいチームが相手に同点とか勝ちパターンのシチュエーションだったりっていうのはオークランドでもやっていた。もちろん優勝を争っているチームと、そうではないチームでは違うものがあるんですけど、あまり考えすぎないようにというか、マウンドに上がった時には自分のストライクを投げるだけ、自分のボールを投げるだけという考えで上がれた。いい時はやはりそういうふうなメンタルで上がれますし、それをいかに継続できるか、毎回フラットな状態でマウンドに上がれるか。それを継続できるようにしたいなと思います」

 ――真っ直ぐの球速をやや抑えめで、制球が良かった。
 「100マイル出ているんで十分かなと。力めば101、102と出そうと思えば出るんですけど、必要ないってことはないですし、出るに越したことはないんですけど、自然に出る方がいいかなくらいの気持ちで。98、99、100でも全然、バッターを差し込めます。普通にアドレナリンが出て勝手に出る分にはいいんですけど、そこを目指しているわけではないので、(球速は)別に気にはしていないです」

 ――7、8回とイニングをまたいでの投球は言われていたのか。
 「7回を降りた時点で、点が入っても入らなくてももう1回いくぞっていう話をされた。ここまでリリーフ投手の投球状況を把握していないですけど、登板過多だったりがあって、休ませたいとか、そういうこともあったと思うので、ちょっとでも貢献できたのならよかったと思います」

 ――今季好調のオリオールズの印象は。
 「落ち着いている選手が多いな、と。オークランドも若い選手が多いんですけど、オークランドがそうじゃないっていうわけではないですけど、すごいメジャー慣れしているというか、淡々と自分の仕事をするだけだっていうプロフェッショナル集団だなっていうふうに思っています」

 ――監督は今日の投球はファンタスティックだと話していた。
 「声をかけてもらいました。普通に素晴らしかったみたいなことは言ってくれたので、毎回言ってもらえるように継続できるようにしたいなと思います」

 ――昨日、逝去した横田さんの追悼試合で阪神が勝利した。
 「こっちでできることは限られていますけど、オークランドではこっちでの追悼の形でマウンドに名前を書いたりとかはできた。タイガースは追悼試合をやって、しかもそこで勝って、横田に捧げることができた。横田と同期の岩貞さんも、岩崎さんも投げていましたし、梅野さんも出ていました。やっぱりみんな思うところがあった中での勝利だと思うので、すごいいいことだなと思いましたし、横田も喜んで、見てくれているんじゃないかなと思います」(ボルチモア・杉浦大介通信員)

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