巨人 29年ぶり屈辱…甲子園でシーズン6連敗 6回に5得点で逆転も、菊地&高梨で悪夢の4失点

2023年07月26日 21:32

野球

巨人 29年ぶり屈辱…甲子園でシーズン6連敗 6回に5得点で逆転も、菊地&高梨で悪夢の4失点
<神・巨>7回2死三塁、降板する高梨(右)に声をかける原監督(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―8阪神 ( 2023年7月26日    甲子園 )】 巨人が29年ぶりに甲子園でシーズン6連敗を喫した。先発のグリフィンは2回に四球から佐藤輝、ノイジーに連打を浴びるなど3点を失い5回79球3失点で降板。打線は6回に梶谷、岡本和、長野の適時打で5点を奪いイッキに逆転したが、6、7回に船迫、菊地、高梨の中継ぎ陣がつかまり再逆転を許し連敗。借金は2に膨らんだ。
 甲子園で勝てない。岡本和と長野が打ち6回に5得点で逆転しながら2点のリードを守れず、結局5―8で阪神に連敗。宿敵相手に痛快な勝利を収め大歓声に沸く甲子園で静まり返る巨人ベンチ。2回目の長嶋茂雄監督体制の2年目シーズンとなる1994年7月7日~9月3日以来となるシーズン6連敗となった。

 5月20日の中日戦(東京D)以来7戦、67日ぶりとなる来日5勝目を目指してマウンドに上がったグリフィンは、2回に阪神打線につかまった。先頭の4番・大山を四球で歩かすと、続く佐藤輝に右前打、ノイジーには右中間を破られ三走・大山に続き一走・佐藤輝も一気に生還。その後、坂本の犠打でノイジーが三塁に進塁。木浪を申告敬遠後、投手・大竹の二ゴロを吉川がファンブル。その間に3点目を許した。

 しかし、相手先発左腕・大竹の前に沈黙していた打線が6回に爆発した。先頭の門脇が右前打で出塁すると、投手・グリフィンの場面で中島が代打で打席に。一飛に倒れ、原監督はベンチで苦笑いを浮かべたが、吉川が右前打で続く。すると、2番・梶谷が7球目の高め直球を左前に運び、ついに1点を奪った。1死一、二塁とチャンスが続く中で秋広は捕邪飛に倒れたが、4番・岡本和が外角高めのチェンジアップを逆らわずに振り抜くと、打球は右中間を破りフェンスまで到達。吉川に続き、一走・梶谷も生還し試合を振り出しに戻した。猛攻は終わらない。大城卓が四球で2死一、二塁とすると、今季5度目の先発出場となった長野が左中間を破る勝ち越しの二塁打。大歓声と悲鳴が甲子園にこだまする中、一走・大城卓も生還し、この回5得点。一気に2点を勝ち越した。

 だが、このまま引き下がらないのが今季の阪神打線。6回に船迫が1点を失い1点差に詰め寄られると、7回には菊地がつかまり7回1死一、二塁のピンチを招く。原監督は5番手に高梨マウンドに送った。今月2日に死球をぶつけてしまった近本が骨折で離脱したこともあり。甲子園を埋め尽くした虎党から耳をつんざくほどの怒号、大ブーイングが沸き起こった。

 異様な雰囲気の中、高梨は佐藤輝に同点打を許し、さらにノイジーに四球を与えて満塁のピンチを迎えると、続く坂本に犠牲フライを打たれ勝ち越しを許す。そして途中出場の小幡にも適時三塁打を浴び、結局7回を投げ切ることなくマウンドを降りた。

 結局7回に4点を失い再逆転を許し、そのまま5―8でゲームセット。前夜に続き痛い逆転負けとなった。

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