阪神 森下!大山!輝!ドラ1クリーンアップ「機能した」岡田監督満足 今季5度目“純国産打線”で初勝利

2023年07月26日 05:30

野球

阪神 森下!大山!輝!ドラ1クリーンアップ「機能した」岡田監督満足 今季5度目“純国産打線”で初勝利
<神・巨>6回、森下は右前打を放つ(撮影・須田 麻祐子)  Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4―2巨人 ( 2023年7月25日    甲子園 )】 22、16、20年の阪神ドラフト1位が3番から順に並んだ新クリーンアップが横田さんへの追悼勝利を呼び込んだ。1点を追う6回1死。プロ初の3番に座った森下が右前打で突破口を開き、大山の逆転弾を誘発した。
 「外へのスライダー、真っすぐが多かった。逆方向にうまく打てた。自分の中では、どこを打っても変わらない。特に3番だから気持ちを上げるとかはなく、いつも通りです」

 カウント2―2からの直球を捉え、一、二塁間を痛烈に破る安打。3回1死一塁の2打席目も逆方向への鋭い右飛だった。通算119勝の菅野とは初顔合わせで快音を響かせ、頬を緩めた。

 「入団するときも菅野さんと対戦したいと言っていた。それがヒットでつながったのはうれしいし、チームが勝てたところもうれしい」

 5番・佐藤輝も負けていない。初回2死一、二塁で菅野の初球、内角へのカットボールを引っ張って右翼線へ先制二塁打。68打席ぶりだった23日ヤクルト戦から2戦連続の適時打に「いいところに飛んだと思う。(他の打席でも)いい当たりが出てきたので、今日はよかった」と手応えをまた深めた。

 助っ人抜きの“純国産打線”は今季5度目で初勝利。森下の3番起用を前日の段階で決めていたという岡田監督は「クリーンアップが機能した」と満足げな表情を浮かべた。

 特に森下は中軸の一角として新たな一歩を踏み出した。「やっぱり後ろに大山さんと(佐藤)テルさんがいるので、自分は思いきってどんどんいける。今日みたいにしっかりつないでいけば、しっかり還してくれると思う。その流れになるようにやっていきたい」。勝負の夏。未来への希望あふれる3人の並びが猛虎を活気づけた。(阪井 日向)

 ○…新人の森下(神)がプロ初の先発3番。オープン戦では2試合の起用で9打数5安打の打率.556、1本塁打、3打点だった。阪神新人の先発3番は19年の近本以来4年ぶり。クリーンアップの打順(3~5番)では、21年に佐藤輝が4、5番を打って以来2年ぶり。また、3番・森下(22年ドラフト1位)、4番・大山(16年同1位)、5番・佐藤輝(20年同1位)で今季初めて中軸3人を“生え抜きドラフト1位”で結成。球団では昨季の3番・近本(18年同1位)、4番・佐藤輝、5番・大山に続く2例目。なお昨季の“元祖”は4月12日の中日戦で初めて組まれ、53試合で30勝21敗2分けだった。

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