高木豊氏 神奈川大会決勝の“微妙判定”に「人生まで変えてしまうアウト、セーフだったかな」

2023年07月27日 22:20

野球

高木豊氏 神奈川大会決勝の“微妙判定”に「人生まで変えてしまうアウト、セーフだったかな」
高木豊氏 Photo By スポニチ
 元大洋(現DeNA)、日本ハムで野球解説者の高木豊氏(64)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。26日に行われた高校野球の神奈川大会決勝でネット上でも話題になった「二塁セーフ」の判定について語った。
 9回の時点で5―3と横浜がリード。だが、無死一塁から二ゴロの打球で併殺を狙ったが、遊撃・緒方が二塁に触塁できなかったとされてオールセーフに。その後、1死二、三塁から渡辺千が逆転3ランを放ち、慶応が6-5と試合をひっくり返して春夏連続甲子園を決めた。

 この一戦を観戦していた高木氏は、この微妙な判定に「これはプロのレベルだったら、恐らく全員引き上げだよ」とした。続けて「スローで見ない限り触れてるか触れてないかは疑惑」と語った。

 また「野球をやっていた人たちから考えると、多分、(二塁ベースに)触れてなかったらファーストに投げない。やっぱり、投げられない。やっぱり一つのアウトを取ろうと思って」と、ベースに触れた確信がないと一塁へ送球できないとした。

 遊撃手がベースをキックするように触塁して投球動作に移る理由については、ベースに足を置いていると「タイミングがずれたり、ステップワークが遅くなる。だから擦りにいってる」と説明。そのため「だから、ショートの子は相当能力が高い。高いからああいうプレーになった」とし「高校野球をやってきて、あのプレーでセーフになったことがまずないと思う。だからやり続けてると思う」と分析した。

 続けて「論点は結局、踏んでるか踏まないか。それは近くにいた審判しかわからない」としつつ「砂ぼこりで見えなくなってるけど、多分触れてるよ」とした。触れてると思う理由については「2点差ということを考えると余計そうだよ。確実に。これが1点差だとゲッツ―取りたいと思って、パパーンといくけど」と点差に余裕があり、無理に併殺を狙わなくてよかった場面だったからだとした。

 こういった疑惑の判定が出てしまうことに「仕方ない」としながらも「高校野球もリプレー検証」と提案。「なんでリプレー検証かというと、子供たちの進路だとか、そういうことも含めて。やっぱり甲子園で活躍すると、ある大学なんかはベスト4に上がっていくと大体獲ってくれるというかね。そういう、その人生まで変えてしまうアウト、セーフだったかな」と自身の考えを語った。

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