宇部鴻城 “三度目の正直”で4年ぶり夏切符 エース・浅田、今夏初完封「甲子園でも持ち味出して頑張る」

2023年07月27日 04:30

野球

宇部鴻城 “三度目の正直”で4年ぶり夏切符 エース・浅田、今夏初完封「甲子園でも持ち味出して頑張る」
優勝を決めた宇部鴻城ナイン Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権山口大会決勝   宇部鴻城7―0南陽工 ( 2023年7月26日    山口マツダ西京きずなスタジアム )】 エース・浅田真樹(3年)がこの夏、初完封。13年ぶりの夏制覇を目指した南陽工を7―0で下して、宇部鴻城が19年以来、4年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。
 昨秋、今春ともに県大会準V。両決勝で苦汁をなめさせられた高川学園を準決勝で破って勢いを加速させ、三度目の正直で栄冠に輝いた。尾崎公彦監督は「主将の大川を中心によく頑張ってくれた。浅田には、組み合わせが決まった時点で“準決と決勝は頼むぞ”と伝えていた。しっかりと準備してくれました」と、頼もしい大黒柱を称えた。

 浅田は初回、2死から2安打と死球で満塁のピンチを招くも失点を許さず。味方打線が直後の2回に4連続四死球や敵失などで4点を先制すると、2回以降は三塁を踏ませない投球で相手に流れを渡さなかった。「自分のできる最大限の準備をやって大会に臨めた。初回は思い通りにいかなかったが、ピンチでも冷静でいられた。2回以降は持ち味の打たせて取るピッチングができたと思う」と振り返った。最後は「甲子園でも持ち味を出して頑張りたい」と意気込んだ。

 大川快龍(かいり)主将(3年)は試合終了直後から涙があふれた。「良かった。山口県の代表として、甲子園でも宇部鴻城らしい戦いをやりたい」と宣言。昨夏は下関国際が準Vと大暴れ。今年は宇部鴻城が夢の舞台で大暴れを見せる。(本間 正則)

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